ELMER GANTRY'S VELVET OPERA/ELMER GANTRY'S VELVET OPERA
ストローブスのリズム隊として知られるリチャード・ハドソン&ジョン・フォードが在籍したグループ、67年作、ライヴ感溢れる骨太なサイケ・ポップ/ロックの名作!
890円(税込979円)
帯【有】 解説【有】
盤質: | 無傷〜傷少なめ | 傷あり | 傷多め
状態: | 良好 | 並 | 不良 |
※ ケースツメ跡、変色あり
盤質: | 無傷〜傷少なめ | 傷あり | 傷多め
状態: | 良好 | 並 | 不良 |
※ 小さいケースツメ跡あり
ローリング・ストーン誌が選ぶ現代の3大ギタリストの1人。クラプトン、デュアン・オールマン、ライ・クーダーをブレンドしたような極上なソングライティング、フレージングが冴えまくり!
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人類みな平等(1 拍手)
たすけさん レビューをすべて見る
きょうは金曜日の夜。これを聴いていると、一週間の疲れをため込んだ頭を、ゆっくりほぐしてくれるようです。ウォーレン・ヘインズが、あらゆるジャンルに合わせるギターなら、オール・ジャンルを自分の領域に引き込んでしまうのがデレク・トラックスです。この盤は、R&Bと言わず、ワールド・ミュージックと言わず、ジャンルのるつぼの音楽であります。ところがどの局面でも不思議にトラックスのギターは同じトーンで、それぞれに合っているのです。
この人のギターは実に個性的な音で、一音で彼が弾いているとわかってしまいます。わたしはサニー・ランドレスと個性では双璧だと思っているんです。とても左指が強くて、指のチョークだけでどんな音でも出してしまいます。わたしはウミネコのニャーニャー言う声を聞くと、この人のギターを思い出してしまうんです。海の近くに住んでいるもんで。スライドなのか、手指だけなのかも判然としません。この音が人懐こい。
曲で印象に残るのは、ラハト・ファテ・アリ・カーンの歌う「マキ・マドニ」で、パキスタン音楽。奥さん、スーザン・テデスキが歌う「ベイビー・ユア・ライト」がジャイムズ・ブラウンのカバー曲。それと「ジョイフル・ノイズ」が陽光の下で日向ぼっこするような暖かい曲です。最後にはアバンギャルド曲まで演奏してくれています。
印象の優しさに関わらず、思想信条が強固なのも彼の個性です。