MALS404(MALS)
80年代末から活動するベラルーシのプログレ・バンド。クラシカルな格調高さの中に東欧らしいメランコリーが香るハード&シンフォニックな2014年作!
80年代末にKey奏者のAlexander Eletskyによる結成されたベラルーシのプログレ・バンド。メンバーの不慮の死などにより94年にいったん解散し、10年後の04年に再結成され、08年復活作をリリース。復活後の4枚目となる2014年作。クラシカルな格調高いタッチとリリカルな旋律の中に東欧らしい影がにじむピアノ、メランコリックな幻想美を生むムーグ・シンセを軸に、ギターがエッジの立ったソリッドなバッキングで時にダイナミズムを生み、時に透明感あるトーンのアルペジオで広がりを生むハード&シンフォニックなアンサンブルが特徴。ロシア語による独特の哀感を持ったエモーショナルなヴォーカルも魅力的です。全体的に陰影に富んだハードな楽曲の中で、柔らかな光が射し込むようなリリカルな楽曲がまた素晴らしく、イタリアン・ロックに通じる歌心も感じさせます。
KLOTET/DET HAR ALDRIG HANT OCH KOMMER ALDRIG HANDA IGEN
スウェーデン、往年のグループの遺伝子を受け継いだ哀愁溢れるサイケ/アヴァンギャルド・ロック、10年作
890円(税込979円)
netherland dwarf のコラム『rabbit on the run』第60回 7 OCEAN / Son Of Sun (Belarus / 2016)
「ミュージシャンの視点からプログレッシブ・ロック作品を捉える」ことをコンセプトに、同じ時代を生きる世界中の素晴らしいプログレッシブ・ロックアーティストたちの作品を幅広く紹介するコラム。担当は、MUSEAからデビューした日本のアーティストnetherland dwarf!
世界の国々に散らばる魅力あるプログレ作品を求めてカケレコCD棚を巡っていく「世界のプログレ探求紀行!」。今回は東欧・中欧の諸国を巡りながらプログレ盤をピックアップいたします☆
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