前作から一気にハード・ロック色が増した68年作の2nd。タイトかつ手数多いハード・ドライビングなドラム、グルーヴィーに動き回るベース、切れ味鋭く歪んだリズム・ギターが一体となって聞き手を飲み込むリズムのなんと強靭なこと!ここぞではベースがトーンを歪ませてハイ・ポジションで暴走して、まるでメタリカか!というぐらいのヘヴィ・メタリックなテンション!これが68年!?タメが効きつつも前のめりでエッジのあるギター・ソロはリッチー・ブラックモアの記名性たっぷりだし、ジョン・ロードのオルガンも、R&Bのグルーヴ、クラシックの端正さ、ロックのダイナミズムが一体となっていて、R&B〜ブルース〜ジャズに根ざした「オルガン・ロック」勢とは異なる個性を感じます。『イン・ロック』の前の初期3作品は、「アート・ロック」の作品と称されていますが、いやはやこのアグレッシヴさとヘヴィネスはまさに「パープル」。ドアーズのジム・モリソンを英国らしくジェントルにしたようなロッド・エヴァンスの歌唱、ギターのフィードバック音やぐるぐると渦を巻くオルガンのエコーなど、この時代ならではの空気感もいい塩梅。時間的な制約でカヴァー曲も含まれていますが、ビートルズの「We Can Work It Out」をはじめ、大胆なポップ・ソングのカヴァーにクラシックのパロディ的導入を組み合わせたり、気鋭な才能が溢れまくっています。『マシン・ヘッド』の1万分の1ぐらいしか聴かれてないだろうけど、『イン・ロック』〜『マシン・ヘッド』へと続く、栄光のバンド史における、もっともっと語られるべき確かな一歩。サイケからプログレ〜ハード・ロックへの過渡期である68年の作品の中でも光り輝く名作です。
KING CRIMSON/LARKS' TONGUES IN ASPIC
フリップ以外のメンバーを一新して制作された73年作5th、圧倒的な緊張感とダイナミズムが支配する大傑作!
570円(税込627円)
アーティスト名と曲名を元に、CDデータベースから曲目を自動取得しています。ボーナス・トラックなどが反映されず、実際のCDとは曲目が異なる場合がございます。ご了承ください。
1. Listen, Learn, Read On |
2. Wring That Neck |
3. Kentucky Woman |
4. Exposition/We Can Work It Out |
5. Shield |
6. Anthem |
7. River Deep, Mountain High |
8. Oh No No No (Studio Out Take) |
9. It's All Over (BBC Top Gear Session) |
10. Hey Bop A Re Bop (BBC Top Gear Session) |
11. Wring That Neck (BBC Top Gear Session) |
12. Playground (Remixed Instrumental Studio Out Take) |
70年発表、プログレと言えばこのジャケ!A面の大作、B面の小曲集ともに美しく気品ある佇まいの名曲で固められた傑作
緊張感と幻想性が同居する英プログレッシヴ・フォーク、69年作
英いぶし銀フォークSSW、ハーヴェストよりリリースされた70年作2nd
盟友ワイアットとのデュエットで聴かせる表題曲は必聴、72年発表の3rdアルバム
ブリティッシュ・アンダーグラウンド・シーンの重鎮バンド、69年作
稀代の英ポップ・クリエイターRoy Wood率いるグループ、73年デビュー作
<BACK TO THE 1971>第18回:71年7月に誕生した名盤たち!
今からちょうど50年前、1971年7月にはどんなロック名盤が誕生していたのでしょうか。主要な作品をご紹介!
「音楽歳時記」 第七十回 11月23日 勤労感謝の日 文・深民淳
音楽ライター/ディレクター深民淳によるコラム「音楽歳時記」。季節の移り変わりに合わせて作品をセレクト。毎月更新です。
「ロック界の名オルガン奏者」〜今週の『カケレコのロック探求日誌』PLUS〜
6月9日は、DEEP PURPLEのオルガン奏者故ジョン・ロードのお誕生日でした。それにちなみ、「ロック界の名オルガン奏者」をピックアップ!
ロック・キーボード奏者ベスト13&キラー・チューン〜海外音楽サイトBEST CLASSIC BANDS選〜
海外サイトが発表したロック・キーボード奏者ベスト13とそれぞれのキラー・チューンをシェアします。カケレコのオルガン・ロック特集も集めました。探求ぜひ!
1970年からちょうど50年!半世紀前にはどんな名盤が生まれていたのでしょうか?まずは英国からピックアップ。
「音楽歳時記」 第五十五回 8月7日 バナナの日 文・深民淳
音楽ライター/ディレクター深民淳によるコラム「音楽歳時記」。季節の移り変わりに合わせて作品をセレクト。毎月更新です。
「DEEP PURPLEからはじまる「弾きまくり」オルガン・ロック探求!」〜『カケレコのロック探求日誌』一週間一気読み!〜
とにかく弾いて弾いて弾きまくるハモンドが好きだ!というオルガン・ロック・ファンのみなさまのために、DEEP PURPLEばりに強烈なハモンドが聴ける作品を選んでまいりますよ!
DEEP PURPLE影響下のスピード感溢れるハード・ロックを探求!
スピーディーに畳みかけるリフ、アグレッシヴなギターとハモンドの掛け合い…。DEEP PUPLEに影響を受けた古今東西のハード・ロック(+プログレ)をご紹介いたします!
2017年ベストアルバムTOP25-米音楽サイトULTIMATE CLASSIC ROCK発表
米音楽サイトULTIMATE CLASSIC ROCK発表の今年の25枚です!
バッハの旋律が使われているプログレやロックの楽曲を集めてみました。
帯【有】 解説【有】
盤質: | 無傷〜傷少なめ | 傷あり | 傷多め
状態: | 良好 | 並 | 不良 |
※ 1枚は無傷〜傷少なめ、若干カビあり
盤質: | 無傷〜傷少なめ | 傷あり | 傷多め
状態: | 良好 | 並 | 不良 |
帯【有】 解説【有】
盤質: | 無傷〜傷少なめ | 傷あり | 傷多め
状態: | 良好 | 並 | 不良 |
※ 側面部に色褪せあり
帯【有】 解説【有】
盤質: | 無傷〜傷少なめ | 傷あり | 傷多め
状態: | 良好 | 並 | 不良 |
前作から一気にハード・ロック色が増した68年作の2nd。タイトかつ手数多いハード・ドライビングなドラム、グルーヴィーに動き回るベース、切れ味鋭く歪んだリズム・ギターが一体となっ
帯【有】 解説【有】
盤質: | 無傷〜傷少なめ | 傷あり | 傷多め
状態: | 良好 | 並 | 不良 |
※ 若干カビあり、その他は状態良好です
英国ハード・ロックの伝説的グループ、大ヒット曲「ハッシュ」を収録した68年デビュー作。リッチー・ブラックモアによる切れ味鋭いギター、ジョン・ロードの豊潤なオルガンをフィーチャ
帯【有】 解説【有】
盤質: | 無傷〜傷少なめ | 傷あり | 傷多め
状態: | 良好 | 並 | 不良 |
※ 帯中央部分に色褪せあり
サイケ/アート系バンドとしてデビューしたパープル。エキセントリックなシャウトヴォーカルI.ギランを迎え、いよいよハードロックシーンに登場!ハードにドライヴするギターとヴォーカルとは対照的に陰影たっぷりのオルガンからは英国ロックの香りプンプン☆
帯【有】 解説【有】
盤質: | 無傷〜傷少なめ | 傷あり | 傷多め
状態: | 良好 | 並 | 不良 |
※ 帯に軽微な圧痕あり
サイケ/アート系バンドとしてデビューしたパープル。エキセントリックなシャウトヴォーカルI.ギランを迎え、いよいよハードロックシーンに登場!ハードにドライヴするギターとヴォーカルとは対照的に陰影たっぷりのオルガンからは英国ロックの香りプンプン☆
帯【有】 解説【有】
盤質: | 無傷〜傷少なめ | 傷あり | 傷多め
状態: | 良好 | 並 | 不良 |
※ カビあり
最初は日本だけの発売のつもりが、あまりに出来がよかったため全世界で発売され「メイド・イン・ジャパン」の名を世界に知らしめた、伝説のライヴ・アルバム!
帯【有】 解説【有】
盤質: | 無傷〜傷少なめ | 傷あり | 傷多め
状態: | 良好 | 並 | 不良 |
※ スレあり、若干圧痕あり
「Highway Star」や「Smoke on the Water」の陰に隠れてるけど、超絶ブルージーな必殺チューン「Lazy」の格好良さはピカイチ。あ、あと「Pictures of Home」もね!
帯【有】 解説【有】
盤質: | 無傷〜傷少なめ | 傷あり | 傷多め
状態: | 良好 | 並 | 不良 |
「Highway Star」や「Smoke on the Water」の陰に隠れてるけど、超絶ブルージーな必殺チューン「Lazy」の格好良さはピカイチ。あ、あと「Pictures of Home」もね!
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行き当たりばったりをコントロールするのはイアン・ペイス(5 拍手)
たすけさん レビューをすべて見る
わが国では「イン・ロック」以降の彼らが別格の存在感ですが、米国では「ハッシュ」のヒットで、次のアルバムはまだか、まだかの状態だったようです。デビュー作から数か月という異例の短さでリリースされたセカンド。曲づくりももどかしく、他人曲やクラシックのモチーフで埋められた音は粗製乱造どころではなく、パープルがどんな音楽を志向していたのか大変よくわかります。
リーダーであるジョン・ロードはビート・バンドも経験していますし、多数のセッション経験があったと聞いています。リッチー・ブラックモアも、「イン・ロック」以降の姿とは違って、クラシックやトラッドに関心の深かったギタリストでした。二人にとって、サイケデリックというムーブメントは渡りに船だったのではないでしょうか。これで曲の短さを気にしないで好きなように演奏できる、と。ほとんどの曲が行き当たりばったりで、二人のジャムに頼ってつくられています。
その自由な演奏の中で次第次第にディープ・パープルはハード化していったわけです。ジョン・ロードのオルガンは、少なからずジョン・ポール・ジョーンズにも影響を与えていると思いますよ。彼らの売りである「スピード感」はまだありませんけれど、演奏の重さに加え明るさがあるのが良いです。意外とディープ・パープルのテトラグラマトン時代の3作は力があります。