カナダはケベック出身のグループ。08年のデビュー作。「GENESISの幻想性+YESの明快さ」といった感じのプログレ・シンフォの快作!TONY BANKSからの影響が色濃いキーボードを中心に、どの楽器も、サウンド・プロダクションも70年代プログレへのオマージュに溢れています。フランス語で歌われる流れるようなヴォーカル・メロディも秀逸。テクニックも申し分なく、アンサンブルの安定感抜群。シンフォ・ファン必聴の名作です。
エルトン・ジョン、ジェシ・デイヴィス、ニッキー・ホプキンス、ジム・ケルトナー、ボビー・キーズという錚々たるゲストが参加した74年作
890円(税込979円)
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カナダのバンドらしい爽やかさを持ったシンフォ作品(0 拍手)
yes_90125さん レビューをすべて見る
カナダのシンフォニック・ロック・バンドDIRECTIONのデビュー・アルバム。
実は2枚組のコンセプト・アルバム「VA」が良かったので、過去作を見つけて飛びついた作品なのだけれど、デビュー作とは知らなかった。
しかし、それを感じさせない完成度。
2008年作品とは思えない程に70年代サウンドに接近している曲もあるが、演奏は安定しているし、カナダのバンドらしいカラッとした爽やかさも持ち合わせている。
フランス語のヴォーカルも、独特のクセがなくて聴きやすい。
ただ、どこかで耳にしたことがあるようなフレーズが所々で聴こえてくる。
3曲目ではYESの「Starship Trooper」、6曲目ではLED ZEPPELINの「Kashmir」・・・!?
そのまんまパクっているわけではないので、それはそれでロック・ファンはニンマリとするだろうし、愛情の裏返しというか、愛嬌で済まされる範囲なんだとは思うけど、ここは厳しく★3つにしておきます。