紙ジャケット仕様、直輸入盤(帯・解説付き仕様)、英文ブックレット・内袋付き、定価2835。
夜明けのように幻想的なイントロ。ドラムを合図に、ギターがリリカルに疾走し、メロトロン、フルートが重なる。フィナーレでは、スティーヴ・ハケットが乗り移ったかのようなギター。完璧なオープニング曲!
FINISTERREやLA MASCHERA DI CERAの中心人物Fabio Zuffantiによるプロジェクト・グループ。90年代以降のイタリアン・シンフォを語る上で最も重要なグループ。春『SPRINGSONG』、冬『WINTERTHROUGH』、秋『AUTUMNSYMPHONY』に続き、四季をテーマにした作品の『夏』編。2011年作。キーボードがまるで幻想的な夜明けの風景のように広がり、パーカッションが躍動し、煌びやかなキーボードが朝露のようにこぼれ落ちる。そんな映像喚起的なイントロから期待度120%!太陽光が広がるようにドラムがスパっと入り、風のようなSEとともに、ギターが疾走を始める。メロトロンが溢れ出すのを合図にクールな音像へと場面が切り替わり、フルートがリリカルなメロディを奏で、アコギのアルペジオが入り、グッとファンタスティックなアンサンブルへ。柔和なトーンのムーグがしなやかにメロディを奏で、フルートが入って会話するように折り重なる。混声合唱のサンプリングとともに、フツフツとエネルギーを増加。フィナーレでは、スティーヴ・ハケットが乗り移ったかのようなギターが優美なメロディを奏でる。完璧なオープニング曲。2曲目は、一転して格調高いピアノではじまり、艶やかな弦楽器が重なり・・・。文句なしに素晴らしいサウンド!HOSTOSONATENの作品にやはりハズレなし。ファンタスティックなシンフォニック・ロックのファンは必聴の名作です。
68年イタリア、ジェノバ生まれのベーシスト/コンポーザー、Fabio Zuffantiによるシンフォニック・ロック・プロジェクトです。
Fabio Zuffantiは94年に音楽活動を始めて以来、多数のバンドやプロジェクトに関わり、40以上の作品をリリースしてきました。
2001年より春夏秋冬をテーマにした連作アルバムをリリースしており、今作『SUMMEREVE』はその最終章、「夏」にあたります。
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この作品の特徴は、何と言ってもその叙情的なサウンドにあります。
再生してみれば、聴く人それぞれにとっての「夏」が浮かんでくることでしょう。うだるような暑さ、咲き誇る草花や短い命を生きる虫たち、少し寂しい夕暮れ・・・などなど、いつかの夏に体験した景色や感情がまざまざと浮かんできます。ものすごい映像喚起力です!
それでは冒頭の楽曲をどうぞ。
♪Season’s Ouverture
「夏」を表現するのに重要な役割を果たしているのが、シンセサイザーの豊かな響き。
冒頭の神秘的なシンセサイザーの音色が素晴らしいですね!まさに燃えるような朝焼けという感じで、これから始まる夏の一日を予感させてくれます。
しばらくすると土着的な響きのパーカッションが打ち鳴らされ、テンションが徐々に高まったところで、シンセサイザーによる美しい主題のメロディーが。まるで日の出を思わせる生命力豊かな演奏です。心揺さぶられずにはいられません!
このアルバム特徴のひとつは、メロディアスな泣きのギターです。
ラストを飾る楽曲を聴いてまいりましょう。
♪Edge Of Summer
美しく繊細なピアノで始まるこの楽曲、次第に入り込むギターがタメの効いた哀愁あるメロディーを奏で、これでもか!と泣きのギターを聴かせてくれます。
アルバムの最後を飾るのにふさわしい、ダイナミックなギターです。
最後に、個人的にぐっときたポイントを。
この2曲の流れが非常にかっこいいんです!
♪Under Stars
アコースティック・ギターとエレピ、キラキラとしたパーカッションが涼しい木陰を思わせます。
♪Blackmountains
前曲のフィンガー・シンバルの音色に被さり、攻撃的なギターが奏でられ、パーカッションと共に不穏なサウンドへと進化していきます。涼しい木陰の世界が一瞬で打ち破られ、夏の夕立がやってきたかのようです。
この予測不可能、Fabio Zuffantiの手のひらで転がされるような見事な構成力にぞくぞくとさせられます。
HOSTSONATEN/RIME OF THE ANCIENT MARINER CHAPTER 1
FINISTERRE出身の奇才FABIO ZUFFANTIによるシンフォニック・ロック・プロジェクト、12年作
1,790円(税込1,969円)
ギリシアはアテネ出身のプログレ・グループ、現代伊プログレ注目のバンドYUGENのメンバーも参加し、圧倒的に幽玄なサウンドを聴かせる2010年デビュー・アルバム、これは傑作!
2,590円(税込2,849円)
アーティスト名と曲名を元に、CDデータベースから曲目を自動取得しています。ボーナス・トラックなどが反映されず、実際のCDとは曲目が異なる場合がございます。ご了承ください。
1. Seasons’s overture: i. Rite of summer ii. In the rising sun iii. The last shades of winter iv. A church beyond the lake v. La route pour finistere vi. Springtheme |
2. Glares of light |
3. Evening dance |
4. On the sea |
5. Under stars |
6. Blackmountains |
7. Prelude of an elegy |
8. Edge of summer |
01年作の09年リメイク盤、タイトル通りの春の陽光が目に浮かぶ叙情派シンフォの逸品
元FINISTERREのFabio Zuffantiによるグループ、BANCOやMUSEOなど往年の作品を彷彿とさせる名作1st、02年リリース
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2016年に入荷した各国注目の新鋭作品をピックアップしてまいります☆
帯【有】 解説【有】
盤質: | 無傷〜傷少なめ | 傷あり | 傷多め
状態: | 良好 | 並 | 不良 |
※ 帯中央部分に色褪せあり
この【四季】シリーズは、00年以降の伊プログレの最高峰ですね。その中でも、ヴィバルディの世界を彷彿させるリリカルでたおやかな名品がこちらの『SPRINGSONG』!
盤質: | 無傷〜傷少なめ | 傷あり | 傷多め
状態: | 良好 | 並 | 不良 |
※ 紙ジャケに若干圧痕あり
あの『四季組曲』すら序章だったの言うのか・・。 艶やかな美麗アンサンブルとヘヴィーに展開する荘厳なアンサンブルによる圧倒的なダイナミズムで描かれるロック・シンフォニーにただただ唖然・・。
盤質: | 無傷〜傷少なめ | 傷あり | 傷多め
状態: | 良好 | 並 | 不良 |
※ 内袋に軽微なスレあり
あの『四季組曲』すら序章だったの言うのか・・。 艶やかな美麗アンサンブルとヘヴィーに展開する荘厳なアンサンブルによる圧倒的なダイナミズムで描かれるロック・シンフォニーにただただ唖然・・。
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