DAVE STEWART & BARBARA GASKIN/AS FAR AS DREAMS CAN GO
カンタベリー・ロック・シーンで活躍した2人によるポップ・ユニット、88年リリース2nd
1,190円(税込1,309円)
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1. リーヴァイ・スタッブスの涙 |
2. マイ・シーン |
3. 灰色の空 |
4. サブタレニアン・ホームシック・ブルース |
5. ヒートウェイヴ |
6. 嘆きのゲーム |
7. ディープ・アンダーグラウンド |
8. シャドーランド |
9. ミスター・テルミン |
10. ニュー・エルサレム |
「どうしてプログレを好きになってしまったんだろう@カケハシ」 第四十九回 葛飾にカンタベリーを見た:なぎら健壱じゃないよスチュワート&ガスキンだよ 文・市川哲史
音楽評論家/ライターの市川哲史氏によるコラム「どうしてプログレを好きになってしまったんだろう@カケハシ」。今回は、スチュワート&ガスキンにおける60年代愛溢れるカバー選曲に注目しながら、デイヴ・スチュワートの人物像・ミュージシャン像を掘り下げます。
「どうしてプログレを好きになってしまったんだろう@カケハシ」 第四十八回 カンタベリーの「わらしべ長者」 文・市川哲史
音楽評論家/ライターの市川哲史氏によるコラム「どうしてプログレを好きになってしまったんだろう@カケハシ」。今回は、前回「産業ロック編」の続きから、スチュワート&ガスキンで一世を風靡したデイヴ・スチュワートに切り込みます!
盤質: | 無傷〜傷少なめ | 傷あり | 傷多め
状態: | 良好 | 並 | 不良 |
※ スレあり
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最初2曲と最終曲は鳥肌(3 拍手)
たすけさん レビューをすべて見る
「リーバイ・スタッブズ・ティアーズ」で始まり、「ジェルサレム」で終わるのは象徴的でこのレコードの性格を表しています。双方ともビリー・ブラッグの持ち歌であるからです。特に「ジェルサレム」は、デイブ・ステュアートが丹念に作り変えて、ジェルサレムを肯定しつつも、それは夢であり歌に過ぎないと何度も繰り返されます。同時代のシンガーに対するシンパシーを感じながら、「ジェルサレム」に陶酔する危うさを警告しているんだと思います。
今までのシングル攻勢とは違い、しっかりとしたアルバムとして聴かせようとしていることがお判りになるでしょう。「ジェルサレム」は、ウェンブリーで歌われるような英国の魂です。そのまま斉唱して悦に入っていたグレッグ・レイクとステュアートの立ち位置の差を感じませんか。ステュアートのこうした批評性が表に出てきたのもハットフィールド以来で、わたしは驚嘆を禁じ得ません。最初に聴いたときは泣いたと思います。思想性に増してエモーショナルなところもこのデュオの良いところです。ただのシンセ・ポップでないです。さらに歌詞の意味を探り、出てきた名詞の出自を知ることで、より音があなたに近づいてくるはずです。名盤。バーバラ・ガスキン名歌手。2023.03.09