イタリアの新鋭シンフォ・バンドALTA VIAの11年デビュー作。シリアスながらも流麗なメロディ・ラインやアグレッシヴな演奏の中に感じられるファンタジーなど、PENDRAGONなどを思わせるメロディアスさに満ちたシンフォニック・ロック。中でもシンセの音使いはまさに英国メロディアス・シンフォを受け継いだ華やかさを持っており、ギターのヘヴィーな音色と絡み合ってダイナミズム溢れるシンフォニック・サウンドを聴かせます。ヴォーカルは英語で歌っていますが、イタリアンなアクが滲み出ており結果として一つのオリジナリティとして楽しめるのが面白いところ。ロマンティックに歌い上げる場面での表現力はなかなかのもの。全体にイタリアン・ロック的な濃密なサウンドは聴かれませんが、清涼感いっぱいに展開される流麗な音色に溢れたシンフォニック・ロックとして注目に値する完成度を持つ力作です。
2016年に入荷した各国注目の新鋭作品をピックアップしてまいります☆
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