9263982(REPRISE)
邦題『流れ者の物語』。南部のブルースや伝統歌をライの強靱でしなやかなスライド・ギターとマンドリンで料理した旨味たっぷりすぎる名作ですね。
アメリカのルーツ・ミュージックを探求する旅路の中で生まれた72年作の3rd。邦題は「流れ者の物語」。南部のブルース・ナンバーやトラディショナル・ソングを、名うてのミュージシャンをバックに、ライのスライド・ギターとマンドリンで料理した味わい深すぎる名演がずらり。しなやかながらズシリと重いトーンの芳醇なリズム・ギター&スライド・ギター、郷愁を誘うマンドリン。マッスル・ショールズの名ドラマーのロジャー・ホーキンス、LAスワンプを代表するドラマーのジム・ケルトナーによる弓のようにしなってはタイトなビートを刻むグルーヴィーなリズム。サザン・ソウルを代表するソングライターの2人、ダン・ペンとチップス・モーマンが作曲した名曲「Dark End Of The Street」では、ロックとサザン・ソウルとが交差した、何十年も熟成されたウイスキーのような演奏を堪能することができます。ザ・バンドの1st、2ndにも引けを取らない米ルーツ・ロックの傑作。
76年作の最高傑作と評される5thアルバム、米ルーツ・ミュージックとワールド・ミュージックが融合した米ロック屈指の傑作
490円(税込539円)
「除湿アルバム」〜『カケレコのロック探求日誌』一週間一気読み!〜
雨季のジメっとした空気を吹き飛ばしてくれるような作品を取り上げてまいります。
帯【有】 解説【有】
盤質: | 無傷〜傷少なめ | 傷あり | 傷多め
状態: | 良好 | 並 | 不良 |
※ ケースツメ跡あり
帯【有】 解説【有】
盤質: | 無傷〜傷少なめ | 傷あり | 傷多め
状態: | 良好 | 並 | 不良 |
※ 若干カビあり、帯中央部分に色褪せあり
盤質: | 無傷〜傷少なめ | 傷あり | 傷多め
状態: | 良好 | 並 | 不良 |
※ 盤中央部に汚れあり、ケースツメ跡あり、若干カビあり
帯【無】 解説【有】
盤質: | 無傷〜傷少なめ | 傷あり | 傷多め
状態: | 良好 | 並 | 不良 |
※ 帯無
米ルーツ音楽をものにした上での、ワールド・ミュージックとそれを奏でる民族達への愛情溢れる眼差し。ふくよかすぎる愛すべき米ロック傑作。
帯【有】 解説【有】
盤質: | 無傷〜傷少なめ | 傷あり | 傷多め
状態: | 良好 | 並 | 不良 |
※ カビあり
アメリカン・ルーツ・ミュージックの探求者にして、スライド・ギターの名手。コクとタメの効いたスライドには、たった一音でもやられちゃう魅力がありますね。
帯【無】 解説【有】
盤質: | 無傷〜傷少なめ | 傷あり | 傷多め
状態: | 良好 | 並 | 不良 |
※ 帯無、軽微な折れあり
アメリカン・ルーツ・ミュージックの探求者にして、スライド・ギターの名手。コクとタメの効いたスライドには、たった一音でもやられちゃう魅力がありますね。
帯【有】 解説【有】
盤質: | 無傷〜傷少なめ | 傷あり | 傷多め
状態: | 良好 | 並 | 不良 |
※ ケース不良、カビあり、帯は透明フィルムでケースに貼り付け、黄ばみあり、ケースにスレ・汚れあり
アメリカン・ルーツ・ミュージックの探求者にして、スライド・ギターの名手。コクとタメの効いたスライドには、たった一音でもやられちゃう魅力がありますね。
帯【無】 解説【有】
盤質: | 無傷〜傷少なめ | 傷あり | 傷多め
状態: | 良好 | 並 | 不良 |
※ 帯無、目立つカビあり
盤質: | 無傷〜傷少なめ | 傷あり | 傷多め
状態: | 良好 | 並 | 不良 |
※ ケースツメ跡あり、若干カビあり
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放浪また放浪(3 拍手)
たすけさん レビューをすべて見る
わたしがライ・クーダーの音楽に触れたのは、映画「ストリーツ・オブ・ファイア」で、次いで「パリ・テキサス」だったと思います。二つともクーダーの音楽なしには成り立たない映画でした。主人公が移動するときクーダーの音楽が流れているのが印象的でした。失意と共に故郷を離れるとか、失恋で旅に出るとかのシチュエーションにこれほど似合う人もいないでしょう。
「ブーマーズ・ストーリー」は、米国南部を一人旅するといった趣で、マンドリンや歪んだボトルネックがきらきらしている曲ばかりです。そのテクニカルなことと言いましたら。でも、クーダーの音楽は技巧を悟らせず、ただ心地よさを感じさせるのです。6. Dark End Of The Street では、ギターが人のように雄弁に語ります。本当に映画のワンシーンのようです。
クーダーの所属レーベルのワーナー(リプリーズ)は、映画音楽産業と切っても切り離せません。ところが、映画音楽だけを出すレーベルだったのが、たまたま廃業した他のレーベルのアーティストを引き取ることとなり、担当者のレニー・ワロンカーという人が苦しい経営の中、引き抜いたスタジオ・ミュージシャンにクーダーがいたのです。ワロンカーの目指した古き良きアメリカの音楽、という目標に共感したのがクーダーであり、バン・ダイク・パークスでした。いわゆる「バーバンク・サウンド」の誕生です。
クーダーは、探求心の塊みたいな人で、このあとも沖縄やテックス・メックスやハワイへ出かけて行って音楽を自分のものにして提示してくれました。わたし、とても全部を聴けていませんが、古いものを探す嗅覚と音楽への慈しみに満ちた人であると思っています。