MMP317(MELLOW)
CD-R。
確かに何だかバタバタしてるし、妙に野暮ったいところもある・・。 でもそういうのを全部ひっくるめてこその愛すべきイタリアン・ロックなんですよね〜。そんなことを思わせてくれる作品です
イタリアのプログレ・バンド、70〜75年の音源を収録した2002年作。エネルギッシュなシンセの音色に導かれて幕を開ける男気溢れるシンフォ二ックな楽曲から、引きずるようにブルージーなハード・ロック、繊細なギターアルペジオとさざ波のようなシンセの中をヴォーカルが切々と歌うドラマティックなバラード、ピアノを基調としたI POOHばりに甘いラヴ・ロックなど、様々なスタイルの楽曲をプレイしており、バタバタしつつもなかなか聴きごたえのあるサウンドを聴かせています。その中でも、すでに80年代を視野に入れているかのようなモダンなアンサンブルを時おり展開しているところが興味深いところ。このグループならではの突出した何かというものはありませんが、イタリアン・ロックのイタリアン・ロックたる最もピュアな部分を堪能できる一枚です。
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