BILLY COX'S NITRO FUNCTION/NITRO FUNCTION
バンド・オブ・ジプシーズのBilly Cox率いる英ハード・グループ、71年唯一作、ジャケットはロジャー・ディーン
2,190円(税込2,409円)
SIR LORD BALTIMOREから巡る英ロックに通ずる叙情性を持つ米ハード名作選!
ブリティッシュ・ロック好きにもおススメの米ハード作をピックアップ!
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テキサス激重6人衆(2 拍手)
たすけさん レビューをすべて見る
これは相当イっちゃっていると断じざるをえません。テキサス激重6人衆でギターが二人、独立したオルガニスト、ボーカリストを擁します。普通これだけメンバーがいたら音がブ厚くなって当然。確かにアレンジに手間をかけているのはわかりますが、それ以前に曲が変なのでギターリフの重さ、レイ・マンザレクのような哀しいオルガン、ボーカルの乱雑さが耳に残るのです。ライナーノーツでクリス・ウェルチ氏がグランド・ファンクと比べています。わたしはそれよりクリーム、ブラック・サバスの救いのなさに近いと思います。(プロデューサーはGFRと同じテリー・ナイトです。)
米国的なからっとした印象はみじんもありません。ひたすら重くて暗い曲につき合わされます。方向性を決めていたのはボーカルのクリス・ラトリッジ、ベースののエディ・グルンディあたりなんでしょうか。同じテキサスのギタリスト、ジョン・ニッツィンガーが提供した曲が3曲あります。1.Gotta Find a Wayの重さにのけぞり、あっけにとられていると最後の9.Melvin Laid an Eggでさらに落とされるという素晴らしさです。よく彼ら8枚もアルバムをリリースできましたね。