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1. What’s Gone Is Gone |
2. Right the First Time |
3. Moving Violation |
4. Mobile Devotion |
5. Stranger |
6. Condition Yellow |
7. Modern Girl |
8. No Way Out |
9. Third Degree |
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シンセサイザーが脳を搔きまわす(2 拍手)
たすけさん レビューをすべて見る
ガンマと言うより、ロニー・モントローズの特長は乾いた冷たさにあると思います。一種無機的な曲調やソロを聴いていると暴力的な気分になってきます。これだけシンセサイザーを使っていながら「プログレ・ハード」と一度も言われたことありません。人間臭いところを消しているせいではないんでしょうか。クラフトベルクがハードロックをやっているような痛快さがあります。
「コンディション・イエロー」が、最も電子楽器オリエンテッドな曲で、キーボードのミッチェル・フルームのセンスは良いですね。シンセサイザーには原音がありません。だから弦の音を出したり、ブラスの音を出したり、という使い方になります。これがハモンドやムーグと違って(ムーグもシンセではありますけれど)まずハードロックには合いません。自分もデジタル・シンセが一般的になった頃、なんとか歪んだ音をシンセで出そうとしたことがありました。しかしシンセで最も暴力的な音はクラフトワークみたいなプレーンな発振音であると今では思います。
このアルバム、モントローズの意図とフルームのセンス、カーマッシのビートが上手い具合に調和していると思います。2022.10.21