88697976942(SONY) 【2011年発売CD】
紙ジャケット仕様。
英Vertigo勢に対するイタリアからの回答!?オルガンとファズ・ギターには、ヘヴィさの中にも、西洋音楽史の中心地イタリアならではの気品がありますね。
現行イタリアン・ポップスの礎を築いたLucio Battistiのバック・バンドとしてその歩みを始め、彼のプロデュースでデビュー。サイケデリックな質感を残したへヴィー・ロック・サウンドを放ち、シンフォニック・ロック、メロディアスなボーカルを中心にした普遍的ロックの境地へとシフトして行ったグループの71年2nd。Lucio Battistiの作曲による本作は、前作の流れを汲んだサイケデリック・ロックを放つ、やはり重厚なギターとオルガンが中心となったアンサンブルながら、練り込まれた甘美なメロディーが描く歌モノとしての魅力が素晴らしく、バンドのへヴィネスとスウィートなボーカルの絡みが絶品のイタリアン・ロックとなっています。
キーボード・トリオ編成のハード・ロック・グループ、レインボーがカバーした「Black Sheep Of The Family」収録の70年作、オルガンの響きがこれぞブリティッシュ!
2,690円(税込2,959円)
元FORMULA 3のメンバーが腕利きセッションマンらと結成したイタリアン・プログレ史上の名グループ、75年2nd
990円(税込1,089円)
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帯【有】 解説【有】
盤質: | 無傷〜傷少なめ | 傷あり | 傷多め
状態: | 良好 | 並 | 不良 |
※ 帯に小さい折れあり
この作品こそイタリアン・ロックを聴いたことがないロック・ファンに聴いてもらいたい一枚。何と言いますか、結局音楽ってこういうことだよなぁ、という素朴で原初的な感動があるんですよね。生涯の一枚です。
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このレコードを食べ物に喩えるなら「おたふくソース」(3 拍手)
たすけさん レビューをすべて見る
ベーシストがいないバンドとしたら、トラフィックとドアーズが有名どころです。しかし両バンドとも、オルガンのベースペダルやギタリストのオーバーダブで、なんとかベース・パートをカバーしようとしています。ベース・パートを埋めようともしないのはフォルムラ・トレが唯一ではないかと思います。曲づくりはルーチョ・バッティスティとモゴールなので、ヨーロッパ歌謡がそのまま重量化した雰囲気です。ロックンロールという印象はありません。
ところがアルベルト・ラディウスのギターとトニー・チッコのドラムズがすごいのなんの。スネアよりフロアタムを連打するので、どうんっどうんっという低音が思い切り腹に来るんです。こりゃ太鼓とコントラバスの共演ですね。ラディウスはヘンドリックスの波しぶきを受けてこの奏法になったと思うんですよ。たぶんブルーズ・フレーズを練習するより、カンツォーナを練習したんではないですかね。この二人の重さは、英国米国を見渡しても比肩できるバンドを思いつきません。
わたしは、もうプログレなんか聴く必要ないと思っているんです。フォルムラ・トレのワイルドさは、そんなわたしをもイタリアに引き戻します。最終曲「ミ・キアーモ・アントニオ」には、「見張塔からずっと」の雰囲気がちらっと訪れます。2022.08.19