RATIONAL DIET/ON PHENOMENA AND EXISTENCES
東欧はベラルーシ出身、圧倒的にテンションみなぎるチェンバー・ロック、2010年作、名作!
2,490円(税込2,739円)
盤質: | 無傷〜傷少なめ | 傷あり | 傷多め
状態: | 良好 | 並 | 不良 |
※ 軽微な折れあり、若干カビあり、ケースにスレあり
盤質: | 無傷〜傷少なめ | 傷あり | 傷多め
状態: | 良好 | 並 | 不良 |
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アンドレの語りかけ声楽が巧み(31 拍手)
たすけさん レビューをすべて見る
「Creuza De Ma」から6年、90年に再びマウロ・パガーニと共演したレコード。まず「行く、来る、時々立ち止まる…」という女声のつぶやきから始まり、混声合唱、オーケストラを従えてファブリチオ・デ・アンデレのボーカル協奏曲と言っていい表題曲(「雲」の意味)です。オーケストラのアレンジはピエロ・ミレージ。マウロ・パガーニは、カズー、バイオリン、ブズーキなどの演奏のほか、アンドレと編曲者に名を連ねます。何曲か作詞で協力しているのは元デリリウムのイヴァーノ・フォッサーティ。ドラムズにはワルター・カッローニ。1曲だけファビオ・プレモリの名前もあります。
ひとつの物語としてつながりを持った構成に聞こえます。中世の中部ヨーロッパ音楽を要素として加えた印象。「クロイツァ・デ・マ」が漁師町を舞台とするなら、このレコードの舞台は山岳地帯ですね。とても優しい音楽ですが、リズム部分の切れは抜群です。卑近な話ながら、このCDは探したんですよ。見つけたことはいいけれど、持っているだけで満足してしまっていました。レビューするため聴き直しています。こんなところにレビューする効用があります。2023.06.19