PEKKA POHJOLA(PEKKA)/VISITATION
元WIGWAM、マイク・オールドフィールドとも共演するフィンランドの名マルチ・ミュージシャン/ベーシスト、79年作
1,010円(税込1,111円)
アーティスト名と曲名を元に、CDデータベースから曲目を自動取得しています。ボーナス・トラックなどが反映されず、実際のCDとは曲目が異なる場合がございます。ご了承ください。
1. ゴースト・オヴ・パーディション |
2. ザ・ベイイング・オヴ・ザ・ハウンズ |
3. ビニース・ザ・マイアー |
4. アトウンメント |
5. レヴァリー/ハーレクイン・フォレスト |
6. アワーズ・オヴ・ウェルス |
7. ザ・グランド・コンジュレイション |
8. アイソレイション・イヤーズ |
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大傑作 まさにプログレッシブ・デスメタル(5 拍手)
KCさん レビューをすべて見る
4thからマンネリに陥ることなど一切なくプログレ要素の散りばめたデスメタルをやってきた彼らですが、ここにきてこれ以上ないくらいの完成度をほこる大名盤を完成させました。
言うまでもなく捨て曲はありません。
このバンド、単なるダークなメタルバンドとしてメタルファンのみに認識されるにはもったいない。
プログレファンにこそ聴いてほしい一枚です。
どこまでも堕ちていくダークな感触、ダンディズム漂うボーカル、ところどころに散りばめられるプログレ風アレンジ、そして彼らの持ち味である静と動(使い古された表現)のコントラスト、何をやっても一級品。
様々なバンドの影響を受けていることには違いないのですが、それが具体的に見えてこないくらいに自分のものへと昇華しています。
古き良き時代のハードロックバンドによる泣きのバラードのような曲もあり、冗長さを一切感じさせないアルバムです。
ラストにパープルのカバー曲が収録されていますが、本編に入り込んでもあまり違和感を感じないほどの出来ですね(笑)
このバンドのメタルサイドが聴きたければこのアルバムか次作がお勧めです。
アコースティックなものが聴きたければ、damnationかheritageを。
ここまでの集大成であり、傑作(0 拍手)
purebluesさん レビューをすべて見る
北欧の暗黒神「オーペス」の8th。プログレ・メタルを標榜するバンドは数あれどこのバンドはまさに孤高の存在であり、
数あるアルバムの中でもこの8thはプログレとデスメタルのバランスが絶妙という点でここまでの集大成と言える内容である。
例えて言えばMAGMAの「M.D.K」、Led Zeppelinの4thと同じような位置づけであり、印象も重なる。
曲構成は複雑だが、ところどころに哀愁あるメロディも聞かせ、アレンジの妙も含め飽きさせない。
そもそも彼らは「耽美的な長尺の曲をやるメロディックデスメタルバンド」からスタートしており、デスメタルが基本のバンドである(このころまでは、だが)。
デスヴォイスとクリーンヴォイス、ブラストとアコースティックにより「静」と「動」(というより「光」と「暗黒」)のコントラストを明確にしているところがよく挙げられる特徴だが、今作はそのバランスが絶妙であり、メタル・プログレ双方のファンを納得させる作品であるといえる。
ただそれは諸刃の剣でもあり、双方のファンやどちらも聞くファンにとってはやや分かり辛い内容に感じるかもしれない。
ちなみに私はメロディックデスにハマった「どちらも聞く」人間だが、オーペスへのファーストコンタクトがこのアルバムであった。
正直、そのときは「分かり辛い」と感じそれほどでもない印象であったが、1stから改めて聞き進めることでこの作品の素晴らしさに気づくことができた。
個人的には次作を好むが、彼らのカタログの中でも名作として今後も輝き続けることだろう。
※なお、ディープ・パープルの「幸運な兵士」カバーはDVD付きのスペシャル・エディションのみの収録なのでご注意を。