ヒプノシスが手掛けたジャケットも印象的な74年リリースの2nd。出世作と言える次作『Original Soundtrack』以降が有名な彼らですが、10ccらしい"ストレンジ"なポップ・センスが開花したのがこのアルバム。ヒットしたキャッチーなギターロック「The Wall Street Shuffle」に始まり、南国の雰囲気溢れる「Hotel」、タイトル通り時計のリズムを想起させる遊び心溢れる「Clockwork Creep」、疾走感あるパワー・ポップ「Silly Love」と、とにかくおもちゃ箱のように次から次へと色々なスタイルの曲が出てくるのには圧巻。全ての楽曲をメンバーいずれかのペアで作成しており、4人の創造力をフルに発揮させて作り上げられている点も、この徹頭徹尾楽しさに溢れたサウンドの一因でしょう。メンバーもお気に入りの作品に挙げるオリジナリティ溢れる傑作。『Original Soundtrack』以降しか聴いたことがないという方には、騙されたと思って聴いてみてほしい1枚です。
HUMBLE PIE/ROCKIN' THE FILLMORE
71年リリースのライヴ・アルバム、ドクター・ジョン「I Walk On Gilded Splinters」の23分を超えるカバーは圧巻!
550円(税込605円)
6月の特集【素晴らしき英国ポップの世界】第3回:10cc『10cc(1st)』から、ひねりあるサウンドがクセになる作品を探求!
ロック・ファンの皆様を魅惑の音楽探求へとご案内する月間企画、6月のテーマは【素晴らしき英国ポップの世界】。第3回目は10ccの『10cc(1st)』から、ユニークなアイディアが随所に散りばめられた「ひねりあるサウンド」が魅力の作品をご紹介してまいります。
帯【無】 解説【有】
盤質: | 無傷〜傷少なめ | 傷あり | 傷多め
状態: | 良好 | 並 | 不良 |
※ 帯無、軽微な黄ばみあり
彼らの名を一躍世界的に広めた出世作にして大名盤ですね。「架空の映画のサウンドトラック」というコンセプト通り、映画の情景が目に浮かぶような複雑かつ鮮やかなアレンジ技術に脱帽。
盤質: | 無傷〜傷少なめ | 傷あり | 傷多め
状態: | 良好 | 並 | 不良 |
※ 黄ばみあり
彼らの名を一躍世界的に広めた出世作にして大名盤ですね。「架空の映画のサウンドトラック」というコンセプト通り、映画の情景が目に浮かぶような複雑かつ鮮やかなアレンジ技術に脱帽。
盤質: | 無傷〜傷少なめ | 傷あり | 傷多め
状態: | 良好 | 並 | 不良 |
※ ケースツメ跡あり、ケースにシールが貼ってある仕様です。
ストレンジポップの代表格ですよね。展開の妙技と凝りに凝った音の仕掛けの数々は本当に舌を巻く素晴らしさ!プログレファンに薦める時は「ポップス界のジェントル・ジャイアント」と言っちゃってOK!?
帯【無】 解説【有】
盤質: | 無傷〜傷少なめ | 傷あり | 傷多め
状態: | 良好 | 並 | 不良 |
※ 帯無、解説に折れあり
帯【無】 解説【有】
盤質: | 無傷〜傷少なめ | 傷あり | 傷多め
状態: | 良好 | 並 | 不良 |
※ 帯無、軽微なケースツメ跡あり
帯【有】 解説【有】
盤質: | 無傷〜傷少なめ | 傷あり | 傷多め
状態: | 良好 | 並 | 不良 |
帯【有】 解説【有】
盤質: | 無傷〜傷少なめ | 傷あり | 傷多め
状態: | 良好 | 並 | 不良 |
帯【無】 解説【有】
盤質: | 無傷〜傷少なめ | 傷あり | 傷多め
状態: | 良好 | 並 | 不良 |
※ 帯無、解説に折れあり、若干経年変化あり
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独自性では孤高の4人(3 拍手)
たすけさん レビューをすべて見る
10CCは、スチュワート・グールドマン組とゴドレー・クレーム組が分裂したこともあって、二つのソングライティング・チームがあったと考えられているようです。実際は、互いのパートナーをたすき掛けにして6通りのライティング・チームで曲づくりを行ってしました。このアルバムでもクレーム・グールドマンとか、スチュワート・ゴドレーといったチームの曲があります。ただし面白いのが曲を採用する方法。二人でつくって最低残りのひとりが賛成しないと収録しない決まりだったとか。収録に4分の3の賛成が必要だったということです。
4人ともにスティーリー・ダンのファンだったようです。それもダンの録音を注意深く聴いて、パーカッションを録るのにスタジオ中を叩いて回ったという逸話も聞いています。ラテンもハードロックもララバイも何でも出てきます。おそらくは元ネタが沢山あって、わたしはそれを分からないんだろうな、と考えると身もだえするような気持ちになってきます。
英国伝統の皮肉屋ポップでありながら、どこかで聞いたな、という感触の曲はありません。全部オリジナルです。10CCを語るとき、他のバンドでは思いつかない、という点が最も大事なポイントでしょう。ピアノもギターも十二分に上手いのに、その技巧がユーザーを驚かせること「だけ」に使われています。実際わたしは、エリック・スチュワートのギターの腕を「ディセプティブ・ベンズ」を聴くまで分かっていませんでした。
10CCのキャリアで最も魅力があるのが、ファーストとこのセカンドの気がしています。