SJPCD229(ANGEL AIR) 【2006年発売CD】
2枚組、デジタル・リマスター、ボーナス・トラック2曲。
フラメンコ・ロックとして知られるグループ。73年作1stと74年作2ndを各CD1枚に収録した2枚組。ギターとキーボードを中心としたソリッドなアンサンブル、変拍子を巧みに用いた躍動感溢れるリズム隊、哀愁溢れるメロディーと分厚いコーラス・ワークによるサウンドは、GENTLE GITANTあたりにも比肩しうる圧倒的な完成度。フラメンコ・ロックと言っても、キワモノ的な雰囲気は全くなく、ベースにあるのはテクニカルかつセンス溢れるオーソドックスなプログレ。そこに、フラメンコ的エッセンスが加味され、英ロック特有の「暗さ、重さ」とは異質の、躍動感を持ったエネルギッシュなプログレへと昇華しています。
舩曳将仁の「世界のジャケ写から」 第五十三回 CARMEN『DANCING ON A COLD WIND』(イギリス)
コラム「そしてロックで泣け!」が好評だった音楽ライター舩曳将仁氏による、第2弾コラム「世界のジャケ写から」。世界のプログレ作品より魅力的なジャケットを取り上げ、アーティストと作品、楽曲の魅力に迫ってまいります。
COLUMN THE REFLECTION 第36回 カルメン(Carmen)が魅せた幻惑のロック・フラメンコ 〜今も褪せることのない衝撃の音世界!!!〜 文・後藤秀樹
音楽ライター後藤秀樹氏による連載コラム「COLUMN THE REFLECTION」。フラメンコ・ロックの代表的バンドCARMENの足跡をたどります。
「そしてロックで泣け!」第十五回 カルメンの「アイヴ・ビーン・クライング」
世間ではあまり知られていないが、聴いたら思わず涙がホロリ、もしくは嗚咽をあげて泣きむせぶ、そんなロックの隠れた「泣ける名曲」を紹介。お相手は、叙情メロディとネコをこよなく愛する音楽ライターの舩曳将仁。
英国が誇る名プロデューサー、トニー・ヴィスコンティ・ワークス!
英国ロック界の名プロデューサー、トニー・ヴィスコンティが手掛けた作品をピックアップいたしました。
盤質: | 無傷〜傷少なめ | 傷あり | 傷多め
状態: | 良好 | 並 | 不良 |
大胆に取り入れられたフラメンコの要素に由来するほとばしる情熱と、英国らしい醒めた叙情性が劇的に対比するサウンドがとにかくカッコいいですよね。唯一無二のフラメンコ・ロックを聴かせる名盤!
AIRAC1684
廃盤、紙ジャケット仕様、三方背アウターカバー・デフジャケ付き仕様、Blu-spec CD、2012年24bitデジタル・リマスター、ボーナス・トラック1曲、定価3300
帯【有】 解説【有】
盤質: | 無傷〜傷少なめ | 傷あり | 傷多め
状態: | 良好 | 並 | 不良 |
大胆に取り入れられたフラメンコの要素に由来するほとばしる情熱と、英国らしい醒めた叙情性が劇的に対比するサウンドがとにかくカッコいいですよね。唯一無二のフラメンコ・ロックを聴かせる名盤!
帯【有】 解説【有】
盤質: | 無傷〜傷少なめ | 傷あり | 傷多め
状態: | 良好 | 並 | 不良 |
深い陰影を湛えたブリティッシュ・ロックならではの叙情性と、フラメンコのとめどない熱情が完璧に融合したアンサンブル。これぞフラメンコ・ロック!と言える名盤ですね。
盤質: | 無傷〜傷少なめ | 傷あり | 傷多め
状態: | 良好 | 並 | 不良 |
深い陰影を湛えたブリティッシュ・ロックならではの叙情性と、フラメンコのとめどない熱情が完璧に融合したアンサンブル。これぞフラメンコ・ロック!と言える名盤ですね。
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リズムの切れの良さは信じられないほど(2 拍手)
たすけさん レビューをすべて見る
米国人の(ゴングではない)デイビッド・アレンとアンジェラというスパニッシュ兄妹が、英国に渡ってトニー・ヴィスコンティがプロデュースした、という無国籍ぶりです。主としてプログレッシブ者を中心として有名。…ですが、(メロトロンが出てくるものの)プログレではなく、スパニッシュ・ヘビーロックとしか言えない音楽です。
とにかくリズムの切れの良さは信じられないほどです。キレが良すぎて、終始前ノリのリズムなので疲れること疲れること。日本人はだめです。緩急の差もものすごくて、スパニッシュ・ギターの弾き語りから一気に激情フラメンコまで持っていかれます。フットステップとか、カスタネットがメンバーにいるのは、このグループぐらいでしょう。(またカスタネットが速い速い。)メンバー全員ヒスパニックなわけではなく、ベースはチキン・シャックにいたジョン・グラスコックです。ヘビーロックのユーザーでしたら彼の演奏をチェックするだけでも意義があります。この後、彼はジェスロ・タルに引き抜かれ、やがてくびになります。
出来は、やっぱりファーストの方がいいようです。