プログレッシヴ・ロックの中古CD豊富!プログレ、世界のニッチ&ディープな60s/70sロック専門ネットCDショップ!

13時まで当日発送(土・日・祝は翌日)、6,000円(税抜)以上送料無料

BANGOR FLYING CIRCUS

BANGOR FLYING CIRCUS

MCAD22119(REPERTOIRE

69年の米国にこれほどまでのオルガン・ジャズ・ロックが!?メロウで哀愁漂わせつつ、流麗&スピーディーなアンサンブルがたまりません。この「Norwegian Wood」カバーも凄いっ!

後にMADURAに発展する米オルガン・ロック・トリオ、英国Vertigo勢にも劣らぬジャジーで流麗なサウンドを聴かせる69年唯一作

後にファンク・ジャズ・ロック・グループMADURAに発展する米プログレ/オルガン・ロック・グループ、69年唯一作。マイナーな作品ながら、しっとりとしたハモンドにブルージーなギター、メロウでジェントルなヴォーカルが絡み合う流麗なアンサンブルはかなりの本格派。ジャジーで哀愁漂うサウンドはCRESSIDAなどVertigo産オルガン・ロックも彷彿とさせますが、テクニカルなオルガンによる転がり抜けるようなソロ・パート、軽やかなジャズ・ギターにムーディーなスキャットが重なるパートなどは英国ジャズ・ロックも驚きのクオリティの高さ。変幻自在にリズムを変化させつつ疾走するプログレッシヴな「Norwegian Wood」カヴァーも絶品!文句なしにハイ・レベルな一枚です。

■BANGOR FLYING CIRCUSとは

オルガン・ロック好きの中でもあまり名前を知られていないであろう謎のグループ、BANGOR FLYING CIRCUSは、67年にイリノイ州シカゴにて結成されました。69年にデビュー作である本作を発表するも、同年に解散してしまった短命のグループ。


メンバーは以下の通りです。

David “Hawk” Wolinski – ベース、キーボード、ヴォーカル
Alan DeCarlo – ギター、ヴォーカル
Michael Tegza – ドラム

ベースとキーボードを担当しているグループの要、David “Hawk” Wolinskiは、1966〜67年にはシカゴの名ブルース/ガレージ・バンドSHADOWS OF KNIGHTにベーシストとして参加していました。
 BANGOR FLYING CIRCUS解散後にはギターのAlan DeCarloと共にファンク・ロック・グループMADURAを結成。さらに70年代には名ファンク・バンドRUFUSやChaka Khanのソロ、映画音楽の場でも活躍したりと、そのキャリアを伸ばしていきます。

Michael Tegzaは同じくシカゴのサイケ・バンドH. P. LOVECLAFTに参加していたドラマーで、BANGOR FLYING CIRCUS後は新生グループのLOVECLAFTを結成しています。

■繊細かつジャジーで流麗、69年唯一作『BANGOR FLYING CIRCUS』

そんな彼らが69年に発表した本作。アメリカンなジャケからは男くさいヘヴィ・サイケなんかを想像してしまいますが、イメージに反して内容はどこまでもメロウ&ジャジー。

憂いあるオルガン、乾いた感じのブルージーなギター、そして哀愁漂うジェントルなヴォーカル。リズム・セクションも滑らかかつタイトで、アメリカンな豪胆さというよりは英国的な繊細さを感じます。ムーディーなスキャットや流麗なピアノを交えたアンサンブルには本格的なジャズの素養も伺え、かなりテクニカル。

派手な作品ではありませんが、同69年のCOLOSSEUM『VALENTYNE SUITE』、70年のCRESSIDA『CRESSIDA』など、同時期の英国Vertigo勢をはじめとするジャズ・ロック名作と比べても遜色ないクオリティを誇る一枚。ぜひ一聴の価値ありです。


それでは、本作より3曲お聴きください。

♪Violent Man

試聴 Click!

まずはオープニング・ナンバー「Violent Man」。初っ端からとてつもない哀愁。叙情的なヴォーカルやオルガンが織り成すこの湿っぽさ、まさに英国的と言ってよいでしょう。ちょっぴりデイヴ・ギルモアを思わせるエッジィかつブルージーなギター・ソロも堪らない格好良さ。ジャジーなピアノ・ソロも非常にお洒落で、心鷲掴みにされてしまいます。

♪Ode to Sadness

試聴 Click!

哀愁たっぷりに歌いあげるヴォーカルと厚いハモンドのアンサンブルを堪能していると、テンポが上がってソロ・パートに突入。洒脱で技巧的なオルガン・ソロにも聴き惚れてしまいますが、その後のヴォーカルのムーディーなスキャットと軽やかなギターの絡み合いも素敵。艶やかな女性ヴォーカルを交えたボサノヴァ風のパートもあったりと、大人のジャズ・ロックといった雰囲気の一曲です。

♪Norwegian Wood

試聴 Click!

アルバムのラストを飾るのは、なんと「Norwegian Wood」のインスト・カヴァー。勢いのあるジャジーなドラム・ソロに始まり、スピーディー&グルーヴィーに展開されるおなじみのメロディ。と思ったら変幻自在に拍子を変えテンポを変え、テクニカルなインプロビゼーションを繰り広げ。いやはや69年のアメリカにこれほどのテクニカルなジャズ・ロック・ナンバーが存在するとは……ひたすらに見事です。


他のお客様はこんな商品も一緒に買っています

ELDER KINDRED / KINDRED SPIRITS の商品詳細へ

ELDER KINDRED/KINDRED SPIRITS

英国的叙情に溢れた幻のグループ、70年代初期の発掘音源集

1,890円(税込2,079円)

AYNSLEY DUNBAR / BLUE WHALE の商品詳細へ

AYNSLEY DUNBAR/BLUE WHALE

後にザッパ・バンド、ジャーニー他多数のバンドで腕を振う実力派ドラマー、71年作。

2,190円(税込2,409円)

ELTON JOHN / MADMAN ACROSS THE WATER の商品詳細へ

ELTON JOHN/MADMAN ACROSS THE WATER

ドラマチックなオーケストレーションが彩る71年発表の名作

1,190円(税込1,309円)

FAIR WEATHER / BEGINNING FROM AN END の商品詳細へ

FAIR WEATHER/BEGINNING FROM AN END

いぶし銀の名ギタリスト/SSWアンディ・フェアウェザー=ロウによるグループ、71年作、スケールの大きな英国スワンプ・ロックの名作

930円(税込1,023円)

曲目リスト

アーティスト名と曲名を元に、CDデータベースから曲目を自動取得しています。ボーナス・トラックなどが反映されず、実際のCDとは曲目が異なる場合がございます。ご了承ください。

1. Violent Man
2. Come On People
3. Ode To Sadness
4. Concerto For Clouds
5. A Change In Our Lives
6. Someday I'll Find
7. Mama Don't You Know (That Your Daughter's Acting Mighty Strange)
8. In the Woods
9. Norwegian Wood (This Bird Has Flown)

YouTube動画

試聴 Click!

関連Webマガジン記事

レビューの投稿

レビューは登録ユーザーのみ記入できます。

新規登録 ログイン

レビュー一覧

まだレビューはありません。