米国ブルース・ロックの雄、CANNED HEATの69年作『HALLELUJAH』と70年作『COOK BOOK』をカップリングした2in1。元々はブルース盤のコレクターだったというBob HiteやAl Wilsonを中心に結成されただけに、原初的なブルースに根ざした渋く味わい深いサウンドが基調。そのうえに、60年代という時代背景や白人というアイデンティティを交えた彼らならではのユニークなアレンジが見事に映えます。バンドの象徴であるAl Wilsonのギター&ブルース・ハープは全編で冴え渡り、野太いBob Hiteとどこか物憂げなAl Wilsonの対照的なvoも聴き所です。きっと多くの人が耳にしたことのある好曲「Goin' up the Country」や「On the Road Again」も収録。
TOMORROW'S GIFT/TOMORROWS GIFT
ジャーマン・オルガン・ハード屈指の傑作と言える70年デビュー作、アフィニティやベーブ・ルースのファンは必聴!
1,992円(税込2,191円)
FLOWER KINGS/@LIVE RECORDING 2003 - MEET THE FLOWER KINGS ON STAGE PLAYING THEIR EPICS(CD)
03年、ロイネの地元スウェーデン・ウプサラでのライヴを収録
1,190円(税込1,309円)
無限のロマン広がる「宇宙服ジャケ」をカケレコ棚からピックアップ☆
今回は「宇宙服ジャケ」に注目して、カケレコ棚よりアルバムをピックアップ!
「カケレコ・スタッフが選ぶウッドストック・フェスティバルのベストアクト」〜『カケレコのロック探求日誌』一週間一気読み!〜
スタッフが、ウッドストック・フェスティバルでのベストアクトを選びました。
「宇宙飛行士ジャケ」〜『カケレコのロック探求日誌』一週間一気読み!〜
7月20日は、人類史上初となった1969年の月面着陸からちょうど50年という記念すべき日だとか。それにちなんで、今週は「宇宙飛行士ジャケ」というテーマでFacebookに投稿してまいりました。
1969年8月15日に開催された、ウッドストック・フェスティバルの特集です。
盤質: | 無傷〜傷少なめ | 傷あり | 傷多め
状態: | 良好 | 並 | 不良 |
※ 封入物に若干折れ・若干ケースツメ跡あり
ギター名手ハーヴェイ・マンデルが初参加した8thアルバム!気だるくも熱気みなぎる本格派ブルース・ロックが炸裂!
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ヒートの入門盤として最適(3 拍手)
たすけさん レビューをすべて見る
ど・ブルーズの時間がやってまいりました。西海岸の白人ブルーズ・バンド。キャンド・ヒートの69年傑作レコードが「ハレルヤ」です。彼らはブルーズの偏執的マニアで知られ、デビューしていきなりバンドをピークに持っていき、以後クオリティが落ちなかった珍しい形態です。売れようが売れまいが、ポップになることはなく、意固地なブルーズを貫きました。それしかやりようがなかった、と言う言い方もできます。わたしもそうですが、彼らによりブルーズの窓口を開かれた人が多くいると思います。
ブルーズに入るには、クラプトンやフリートウッド・マックの英国ブルーズロックから入る方法と、ポール・バターフィールドやキャンド・ヒートから入る方法があります。いきなりデルタ・ブルーズ行く人は、あまり聞いたことがありません。で、キャンド・ヒートは、ボブ・ハイトの声にしろ、アル・ウィルソンの声にしろ、かなり異端です。一聴した時こんなダミ声やファルセット眼鏡でブルーズできるんかいな、という印象でした。この二人が頑なである一方、ギターは常にハード、リズムは重く、入ったら抜け出せない磁力を持っています。はじめて聴く人には全部同じ曲に聞こえると思います。こればかりは慣れるしかありません。様式なので。キャンド・ヒートを通り抜けると、たいていのアフリカ系ブルーズは聴けるようになります。
「クック・ブック」は、70年時点のベスト盤。同じ曲が二度出てきて笑えます。2023.06.27