ECLEC2273(ESOTERIC) 【2011年発売CD】
デジタル・リマスター。
前作での「マハヴィシュヌやRTFへの英国からの挑戦状」と言えたサウンドに、ヒュー・ホッパーが加わってカンタベリーのエッセンスが注入されたって!?英国的叙情美にかけては全作中ダントツの名盤ですね!
ブライアン・オーガーやキース・ティペットの作品に参加し腕を磨いたギタリストのゲイリー・ボイル。彼が結成したグループによる74年作の2nd。本作よりソフト・マシーンのヒュー・ホッパーが加入。前作でのマハヴィシュヌ・オーケストラやリターン・トゥ・フォーエヴァーへの英国からの回答と言えるテクニカルなフュージョン・サウンドに、ヒュー・ホッパーのファズ・ベースが加わることでカンタベリー色も加わり、洗練と英国的叙情美が絶妙にブレンドされたサウンドを聴かせます。英ジャズ・ロック/フュージョンの名作。
超絶技巧ギタリストGary Boyle率いるブリティッシュ・ジャズ・ロック・グループ、76年作3rd、前作に引き続きHugh Hopperが参加
1,690円(税込1,859円)
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1. Illusion |
2. Rangoon Creeper |
3. Spanish Sun |
4. Edorian |
5. Frog |
6. Sliding Dogs / Lion Sandwich |
7. Golden Section |
8. Marin Country Girl |
9. Lily Kong |
10. Temper Tantrum |
【タイトル追加】世界のジャズ/フュージョン・ロック特集〜シャープに引き締まったテクニカルかつ流麗な名品集
世界中より、シャープに引き締まったテクニカルかつ流麗なジャズ・ロック作品をセレクトしてまいりましょう。
帯【有】 解説【有】
盤質: | 無傷〜傷少なめ | 傷あり | 傷多め
状態: | 良好 | 並 | 不良 |
※ 軽微なカビあり
知名度こそ譲るものの、ゲイリー・ボイルはジョン・マクラフリンとも渡り合えるギタリストですよね。マハヴィシュヌ・オーケストラに対する英国からの挑戦状!
帯【有】 解説【有】
盤質: | 無傷〜傷少なめ | 傷あり | 傷多め
状態: | 良好 | 並 | 不良 |
※ 軽微な圧痕あり
ブランドXと並び、マハヴィシュヌなどテクニカルな米フュージョンに対抗できる英ジャズ・ロック/フュージョン・グループと言えば?
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一転知的なムードも漂わせる2nd(1 拍手)
Durangoさん レビューをすべて見る
1stのレビューで2nd、3rdはパワー不足みたいな事書きましたが、とんでもない。早とちりしてすみませんでした。
ギターが滑らかに歌うようになって、有無を言わさぬ迫力が減退したのは確かだと思いますが、その分内に孕むエネルギーが半端じゃなかったです。1stでは外へ向かって放出されていたエネルギーを内側へ向けたような印象を持ちます。
一つ間違うと箍が外れて暴走しそうなスレスレのところで演奏を御する、綱渡りのような演奏が繰り広げられています。ああ、これは1stよりも一歩踏み込んだアプローチだったんだなぁと感心した次第です。音がアーティスティックになったと言っていいかもしれません。
それにHopperのベースが凄いのなんの。特に前半はギターを食わんばかりの存在感を示しています。単に音がデカいだけの存在感ではなく、タイム感やフレーズの巧みさで耳を惹きつける、この人やはり名手ですね。彼のキャリアの中でも最もその凄さを実感できるサンプルの一つではないでしょうか。
1stの荒削りなゴリ押し型ジャズロックが痛快だったのは確かですが、それはテク見せ的な意味合いが強く、あくまで「ISOTOPEの音」というのはこの2ndからなのかもしれません。少なくともそう考えられるだけのオリジナリティーが演奏に付与されたように感じます。
3rdについてはまたいずれ。