紙ジャケット仕様、07年デジタル・リマスター、内袋付仕様、定価2095+税。
邦題『流れ者の物語』。南部のブルースや伝統歌をライの強靱でしなやかなスライド・ギターとマンドリンで料理した旨味たっぷりすぎる名作ですね。
アメリカのルーツ・ミュージックを探求する旅路の中で生まれた72年作の3rd。邦題は「流れ者の物語」。南部のブルース・ナンバーやトラディショナル・ソングを、名うてのミュージシャンをバックに、ライのスライド・ギターとマンドリンで料理した味わい深すぎる名演がずらり。しなやかながらズシリと重いトーンの芳醇なリズム・ギター&スライド・ギター、郷愁を誘うマンドリン。マッスル・ショールズの名ドラマーのロジャー・ホーキンス、LAスワンプを代表するドラマーのジム・ケルトナーによる弓のようにしなってはタイトなビートを刻むグルーヴィーなリズム。サザン・ソウルを代表するソングライターの2人、ダン・ペンとチップス・モーマンが作曲した名曲「Dark End Of The Street」では、ロックとサザン・ソウルとが交差した、何十年も熟成されたウイスキーのような演奏を堪能することができます。ザ・バンドの1st、2ndにも引けを取らない米ルーツ・ロックの傑作。
76年作の最高傑作と評される5thアルバム、米ルーツ・ミュージックとワールド・ミュージックが融合した米ロック屈指の傑作
490円(税込539円)
アーティスト名と曲名を元に、CDデータベースから曲目を自動取得しています。ボーナス・トラックなどが反映されず、実際のCDとは曲目が異なる場合がございます。ご了承ください。
1. 流れ者の物語 |
2. チェリー・ボール・ブルース |
3. ブラック・チキン |
4. スウィート・ママ |
5. マリア・エレナ |
6. ダーク・エンド・オブ・ザ・ストリート |
7. 旗のもとに集まろう |
8. 翼と祈りに支えられ |
9. ケネディ大統領 |
10. ミスター・レイルロード・マン |
「除湿アルバム」〜『カケレコのロック探求日誌』一週間一気読み!〜
雨季のジメっとした空気を吹き飛ばしてくれるような作品を取り上げてまいります。
帯【有】 解説【有】
盤質: | 無傷〜傷少なめ | 傷あり | 傷多め
状態: | 良好 | 並 | 不良 |
※ 若干カビあり、帯中央部分に色褪せあり
盤質: | 無傷〜傷少なめ | 傷あり | 傷多め
状態: | 良好 | 並 | 不良 |
※ 盤中央部に汚れあり、ケースツメ跡あり、若干カビあり
帯【無】 解説【有】
盤質: | 無傷〜傷少なめ | 傷あり | 傷多め
状態: | 良好 | 並 | 不良 |
※ 帯無
米ルーツ音楽をものにした上での、ワールド・ミュージックとそれを奏でる民族達への愛情溢れる眼差し。ふくよかすぎる愛すべき米ロック傑作。
帯【有】 解説【有】
盤質: | 無傷〜傷少なめ | 傷あり | 傷多め
状態: | 良好 | 並 | 不良 |
※ ケース不良、カビあり、帯は透明フィルムでケースに貼り付け、黄ばみあり、ケースにスレ・汚れあり
アメリカン・ルーツ・ミュージックの探求者にして、スライド・ギターの名手。コクとタメの効いたスライドには、たった一音でもやられちゃう魅力がありますね。
帯【無】 解説【有】
盤質: | 無傷〜傷少なめ | 傷あり | 傷多め
状態: | 良好 | 並 | 不良 |
※ 帯無、軽微な折れあり
アメリカン・ルーツ・ミュージックの探求者にして、スライド・ギターの名手。コクとタメの効いたスライドには、たった一音でもやられちゃう魅力がありますね。
帯【無】 解説【有】
盤質: | 無傷〜傷少なめ | 傷あり | 傷多め
状態: | 良好 | 並 | 不良 |
※ 帯無、目立つカビあり
盤質: | 無傷〜傷少なめ | 傷あり | 傷多め
状態: | 良好 | 並 | 不良 |
※ ケースツメ跡あり、若干カビあり
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心にずしん(5 拍手)
たすけさん レビューをすべて見る
「レット・イット・ブリード」は聴いていましたが、ライ・クーダーの音に初めて触れたのは、「パリ・テキサス」と「ストリーツ・オブ・ファイア」だった自分です。ロード・ムービーという言葉も知らず、主人公が移動するたびクーダーの揺れるギターが響き、以後、彼のギターを聴くとバスに乗ったり高架電車に揺られたりしたくなってしまいます。この作品はそんな「放浪」がテーマで、実に映像的イマジネーションをかき立ててくれます。
彼の音楽は開放コード中心になるので、短調な曲がありません。けれど、からっとした陽気な音楽かと言われれば、どうもそうでもありません。お金を使った「旅行」ではなく、失意の果て、なけなしの銭を握りしめて違う町に出かける旅です。戻ってくることのない「移動」の悲しさ、寂しさ、自立や孤独が底流にあります。メキシコや南部の古いブルーズも出てくるんですが、カントリー・フォークの大筋からずれるものでもありません。6. Dark End Of The Street の歌なしのギター、ピアノ、ドラムズが特によくて、泣きそうになります。
音数の少なさに反比例して、心にずしんと来る作品です。