ソフト・マシーンの最終作となった通算11作目、再参加のホールズワースの他ジャック・ブルースも参加した81年作
2,390円(税込2,629円)
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このメリハリを聴け、英国のユーザーさんたちへ(2 拍手)
たすけさん レビューをすべて見る
70年にハードロックかと大期待して聴いて、拍子抜けしてしまったプロジェクト・バンドです。バンドの方向を決めていたのは、ジョーイ・モランドでしょう。バッドフィンガーの中でもビート路線だった彼の作曲とギターが前面に出てくる軽快なロックンロール。これを今聴くと、やっぱりなかなかのもので、聴くたびに好きになっていきます。
マーク・クラークとジェリー・シャーリーを70年代から知っていました。ここにキーボーダーとして加わっているのがピーター・ウッド。アル・スチュワートの黄金期を支えた人です。この人のピアノやハモンドがとても良いです。曲のメロディ、アレンジが良く練られているうえ、この人の印象的なバッキングが劇的な効果を上げています。例えば「I Believe It's Love」。これは一流のバラードなのではないですか。
スピード感あるロックンロールで聞き流してしまいそうになるんですが、クラークとシャーリーの演奏は確かなもの。ベース・ラインを聴いていても、ビートを聴いていても何かしら発見がある玉手箱のようなバンドでもあります。いや、本当に良いのですよ。信じてください。