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1. ズーマ |
2. グラインド |
3. ザ・スマイル・オブ・ユア・シャドウ |
4. グース |
5. ベースン・ドラム |
6. Bフィンガーズ |
7. スネイク・アイズ |
8. ノスミ・ブルーズ |
9. タイダル |
10. ファンファーレ・フォー・ザ・ミレニアム |
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JPJこそがツェッペリンのバランスを取っていたことを確信した1stソロ・アルバム(2 拍手)
yes_90125さん レビューをすべて見る
以前に他のアルバムのレビューでも書いたのだけれど、役者が揃ったツェッペリンにおいては陰に隠れがちなジョン・ポール・ジョーンズこそが、実はバンドのバランスを取っていたと思っていた。
そして、この1stソロ・アルバムを聴いた時には、その思いが確信に変わった。
さらに勝手なイメージで言ってしまうと、ベースの人って、「俺が、俺が・・・」と前に出てくるギターやキーボードの人を優しく見守ってバンドを支えているような感じ(本当に勝手なイメージです・・・)がするが、そんな制約に囚われずに彼がやりたいことを形にしたら、とても攻撃的なロック・アルバムになった!
しかも、「Snake Eyes」ではLondon Symphony Orchestraのストリングスをバックにオルガン・ソロを披露し、マルチ・プレイヤーぶりも発揮している(これがまた、素晴らしい♪)。
当時、来日公演も実現して(確か、クラブ・チッタだったと思う)、一緒に行った先輩と「全編インストで、最後まで聴かせられるってスゴイですよね!」と話したことを覚えている。
それが、ライブのことだったか、アルバムのことだったかは覚えていないけれど、ジョンジーは物静かで紳士なイメージ通りの人だった!
自負にあふれた、でも量産はできない、という作(1 拍手)
たすけさん レビューをすべて見る
コアなゼップ・ファンなので言ってしまいます。ゼップ消滅後のメンバーの創作で、それなりに納得できたのはプラントの「シェイクン・スタード」とこのCDだけです。
「ハートブレーカー」や「アキレス・ラスト・スタンド」のギターソロ部分って変じゃないですか。いまさらジミー・ペイジを下手呼ばわりするつもりはありません。ペイジのギター・ソロって弾くところと伸ばすところが滅茶苦茶で、必ず小節に収まらないのです。ロビン・トロワーやジェフ・ベックでしたら、けっしてこう弾かないだろうというソロです。それでどうなるかと言いますと、ペイジのソロが始まると、リズム・ギターが必要になるのです。それをずっとこなしていたのがジョン・ポールのベースです。
ツェッペリンはリズムに意識的なハードロック・バンドでした。リズム感のないギタリストを支え続けていたのが、ジョン・ポールとジョン・ボーナムです。このCDは、ジョン・ポールが自分こそツェッペリンの核だったのだ、という自負にあふれた傑作です。前年に出たペイジとプラントの二人作がふぬけたものでしたので、余計に力が入ったでしょう。インストながら、とても攻撃的です。トレイ・ガンが参加しているせいもあり、クリムゾン的でもあります。
そしていつ聴いても新しい。わたしはこのCDを大事にしています。