ブラジルの新鋭プログレ・グループ、2010年のデビュー作。男女ヴォーカルが曲によってメインで歌うスタイル。PINK FLOYDを中心に、70年代プログレへの愛情が伝わってくる、メロディアスなプログレ。デイヴ・ギルモアやアンディ・ラティマーからの影響が色濃いメロウなギター、ヴィンタージなトーンのハモンドやムーグが印象的。アコースティック・ギターが爪弾くパートでは、ヴァイオリンがたゆたい、クリアな女性ヴォーカルが美しいメロディをしっとりと歌い上げる。やはりRENAISSANCEが頭に浮かびます。ミニマルなキーボードなども巧みに織り交ぜ、ヴィンテージなトーンの中に透明感も感じさせるなど、映像喚起的なアレンジも見事。かなりの実力派グループです。
BRUNO MANSINI/SECRET SIGNS OF GREEN
美声のハイ・トーン・ヴォーカル、透明感ある美メロが魅力のブラジルのミュージシャン、伸びやかなる2015年2nd
2,390円(税込2,629円)
TEMPUS FUGIT/DAWN AFTER THE STORM
ブラジル新鋭、ギターとキーボードがメロディアスかつ精緻なアンサンブルを織り上げる、清涼感溢れるシンフォ名作、99年リリース2nd
990円(税込1,089円)
【新作追加】ピンク・フロイドのDNAを受け継ぐ00年代〜のプログレ特集!
00年代に入って世界各国から芽吹くフロイドのDNAを特集!
90年代以降にプログレ新鋭シーンが盛り上がり、00年代に入っても注目の作品が続々とリリースされています。その勢い衰えず、次々と優れたプログレ新譜が届く2015年。入荷した注目作をピックアップいたしましょう。
レビューは登録ユーザーのみ記入できます。
2010年ブラジル男女ボーカル謎のグループ(1 拍手)
kestrelさん レビューをすべて見る
6人編成で女性が2人、1人はボーカル(英語)だけど、クレジットだともう1人はドラムス。例えるのが難しいこと、トータルっぽい構成、掴みどころがない感じからは、同じく南米のSONUS UMBRAが思い浮かぶが、SONUSのような緊張感はないし完成度もやや劣る。オルガンがたなびいているから、全体としてはいわゆるプログレ、がわかりやすいかも。