FOURTEEN OCTAVES/FOURTEEN OCTAVES
Yoni Rechter中心のイスラエルのグループ、軽快な変拍子の中、エレピとヴァイオリンが流麗に行き交う!まばゆい名作!
6,500円(税込7,150円)
<ロック黄金時代回想企画>1969年デビュー・アルバム特集Vol.6 ー CROSBY STILLS & NASH『CROSBY STILLS & NASH』
1969年からちょうど50年を記念して、70年代を代表する名バンドによる69年リリースのデビュー作をピックアップ。第六弾は、5月にリリースされたクロスビー・スティルス&ナッシュの1st『CROSBY STILLS&NASH』!
盤質: | 無傷〜傷少なめ | 傷あり | 傷多め
状態: | 良好 | 並 | 不良 |
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スティルズは、こうでないと(4 拍手)
たすけさん レビューをすべて見る
一時期、コーディネートという言葉がもてはやされました。これはアレンジャーとかプロデューサーとは全く違う言葉です。本来異質なものを「同等にする」という意味あいであります。異質なものに時には切り刻まれながら、別の異質と合わせて新しい価値をつくる。スティルズにはとても似合っている役割です。ヒット曲が出ていない故、人気盤ではありません。でもラテンからシャンソン、ブルーズまで引っぱり出し、ニール・ヤングの「ザ・ローナー」を新しいアレンジでやってしまう盤です。表面だけではよくできた安定感ある音楽。よく聴けばスティルズの、時代に流されつつ、魂は常にここにある、という覚悟が聴き取れてきます。
基本線はギターのダニー・デイカスとつくっていて、ドラムズにジョー・ビターレ、ジョー・ララ、キーボードにジェリー・アイアーロのほかは、スティルズがほとんどの楽器を担当しています。「ノー・メ・ニエハス」はメキシコ音楽。「ミッドナイト・イン・パリス」は奥さんのベロニク・サンソンの曲で、スティルズがフランス語で歌っています。ここらへんは洗練されながらも、音楽世界一周を得意とする彼らしい部分。ケニー・パッサレッリと書いた「サークリン」では、久々にギター弾きまくりを聴かせます。2022.10.04