フィンランドのグループ。78年作。フュージョン・タッチの流麗かつメロディアスなギター、鍵盤の上を軽やかに動くリリカルなピアノ、メランコリックなエレピ、柔らかくむせぶサックスをフィーチャーしたジャズ・ロック/クロスオーヴァー。決して前面に出ることはなくても、手数多くシャープに疾走するパートから、ゆったりとメロウなパート、たおやかなパートまで、安定感のあるビートで支えるリズム隊も特筆ものです。ギタリストは、後にPekka Pohjola Groupで活躍します。テクニカルに迫るパートこそありませんが、北欧らしい愛すべきメロディ・センスに包まれた逸品。
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