CMRCD1087(CASTLE) 【2005年発売CD】
巨匠セゴビアに学んだギターの名手ジョン・ウィリアムズ率いるフュージョン・ポップ・グループと言えば?透明感溢れるトーンできめ細かく紡がれるギタープレイの数々が圧巻・・・。
クラシック・ギター界の貴公子とも言われる名ギタリストのジョン・ウィリアムスを中心に、元カーヴド・エアのKey奏者のフランシス・モンクマンの他、クラシック畑出身のセッション・ミュージシャンにより79年に結成されたスーパー・グループ。LP2枚組の大作ながら全英チャート1位を獲得するなど大ヒットした80年の2nd。正確なタッチでスピーディーに奏でられるクラシカルなギター、きらびやかなハープシコード、伸びやかに駆け巡るムーグ・シンセ、そして、疾走感いっぱいにドライヴするリズム隊によるダイナミック&クラシカルな「トッカータ」など、フランシス・モンクマンによるプログレ度の高いキーボード・アンサンブルとジョン・ウィリアムスによる緻密なギター・ワークを中心に、ジャンルの壁なんぞ関係ないぜ、とばかりに天空から見渡してはスケールの大きなインストゥルメンタル・ミュージックを鳴らした名作。
KING CRIMSON/STARLESS AND BIBLE BLACK
精緻にしてヴァイオレンス!ライヴ音源とスタジオ音源に巧みな編集を施した74年作7th、クリムゾン史上の難曲「FRACTURE」収録
490円(税込539円)
TODD RUNDGREN/SOMETHING / ANYTHING ?
眩いばかりにキャッチーな名曲「I Saw The Light」を筆頭に、愛すべきToddスタンダードがずらりと並ぶ72年の大傑作3rd!
870円(税込957円)
春の陽気の中で楽しみたい、伸びやかな聴き心地の良さが魅力のフュージョン・プログレを各国からセレクト!
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2ndは最もロック寄りの作風(2 拍手)
waterbearerさん レビューをすべて見る
変わったバンドだ。クラッシック・ギターの名士とロックのセッション畑であちこちに名を見るエレキギター奏者が中心となったバンド。そこにCAMELのベース、H.FlowersやCURVED AIRのKey、F.Monkmanらが関わり、クロスオーバーなアルバムを連発する。
どのアルバムも全編インストなのだが、特にこの2ndはエレキギター使いのK.Peekが全面に出ている印象。そこに複雑なシンコペーションを叩くクラッシック畑のT.FlyのDsが絡んでくる。
聴きどころとしては、M4では珍しく、久しぶりにF.Monkmanもギターを弾いている。またM13はバッハのトッカータとフーガのアレンジによるシングルヒット曲。
面子がプログレ畑だというので、そっち方面のファンにも知られたバンドだった。本作を最後にF.Monkmanが脱退する。