レコード・コレクターズ2017年3月号『ブリティッシュ・ハード・ロックの誕生』特集連動ジュークボックス!
まずはプログレッシヴ・ロック系編からピックアップいたしましたよ~。お楽しみください!
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これぞB級ハードロック(4 拍手)
たすけさん レビューをすべて見る
ハード・スタッフのユーザーであれば、聴いておかなければいけないのがアンドロメダです。(そんなにハード・スタッフのファンが沢山日本にいるとは思えませんけれど。)ジ・アタックからアトミック・ルースターへ、そしてハード・スタッフへ渡り歩いたジョン・カン(ドゥ・カン)のリーダー・グループで69年に一枚しか残していません。これが徹底的に重くてハードで、泣かせるのです。このコンピレーションは92年に出されていまして、唯一作の曲を全部網羅しています。
ジョン・カンのギターの特徴は全くブルーズの影響を感じさせないところです。とにかく太い音と言うのでしょうか。彼はパンクの出現のとき、やっと自分の時代が来たと思ったそうです。それにしては、ジョン・カンの時代はついにやって来ず、英国ハードでも正統派ではない系統と認識されています。5.Return To Sanity ではホルストから大泣き歌謡曲へいたる組曲をヘビーギターでやっています。これが69年ですよ。ひょっとするとツェッペリンのファーストよりアグレッシブなことをやっているんではないですか。
なんでアンドロメダが再発掘でブームにならないのでしょう。何度も編集盤が出ているのに。どのサイトを見てもレビューが熱いのに。