COL4664212(COLUMBIA) 【2003年発売CD】
問答無用のエネルギーで突き進んだ初期に比べ、より叙情的で深みあるジャズ・ロック・サウンドを聴かせるようになった再結成後の5th。緊張感とロマンティックさのバランスがとにかく絶妙!
UNOとCITTA FRONTALEに分裂したOSANNNAが再結成し、78年にリリースした5thアルバム。UNOからNOVAへと続いたジャズ・ロック・サウンドにイタリア的な詩情を織り込んだ作品。名作「PALEPOLI」を期待すると最初は戸惑いますが、先入観無しに聴くとその音楽性の高さはかなりのもの。緊張感溢れる演奏で畳み掛ける楽曲、叙情的なジャズ・バラードなど、緩急自在の楽曲の完成度はもちろん、それらを巧みなバランスで配した起伏に富んだ構成も見事。
BrufordとHoldsworthが抜け、新たにザッパ・バンド出身ドラマーTerry Bozzioが加入した79年2nd、緊張感が和らぎ、Wettonの伸びやかなヴォーカルに主軸を置いたメロディアスな作風
1,090円(税込1,199円)
アーティスト名と曲名を元に、CDデータベースから曲目を自動取得しています。ボーナス・トラックなどが反映されず、実際のCDとは曲目が異なる場合がございます。ご了承ください。
1. Ce Vulesse |
2. A Zingara |
3. O Napulitano |
4. Suddance |
5. Chiuso Qui |
6. Saraceno |
7. Naples In The World |
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帯【有】 解説【有】
盤質: | 無傷〜傷少なめ | 傷あり | 傷多め
状態: | 良好 | 並 | 不良 |
※ 盤に研磨跡あり
帯【無】 解説【有】
盤質: | 無傷〜傷少なめ | 傷あり | 傷多め
状態: | 良好 | 並 | 不良 |
※ 帯無、解説特典部分切り取り有り、若干カビあり
まるで邪教の儀式を覗き見てしまったかのような戦慄が走る、これぞ怪作。狂気と暴力性と崇高さが渦巻く音像には思わず鳥肌が立ってきます。それでもまた、夜な夜な聴きたくなるのは何故なのか...。
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粘りつくビートとピアノの解放感が対象的(6 拍手)
たすけさん レビューをすべて見る
2曲目の「ア・ツィンガラ」って、PFMの「インプレッショーニ・ディ・セテンブレ」に一瞬似ていませんか。むかしからそう思いながら圧倒されるばかりです。リノ・バイレッティの声もよいし、ギターも良いし、何よりファビリツィオ・ダンジェロ・ランチェロッティのピアノが素晴らしい。強烈な夏の日差しに日陰で水遊びしているような絶妙な温度感です。オザンナを聴くとき、温度って大事で、蒸し暑い夏の夜にとても似合います。彼らが南イタリアであることと無縁ではないでしょう。
もうオザンナがどう分裂し、どう仲直りしたのか、というストーリーはイタリアを聴く人にとって一丁目一番地になっています。PFMが世界をとって次は、と世界がイタリアに興味を持った時期に、彼らはウーノとチッタに別れていて、いずれも苦労していたのでした。しかし、それが逆にわが国にオザンナが紹介されない理由にもなって、秘宝感が増したと思うんです。一時期オザンナのレコードを持つだけでリッチな気持ちになれました。この「サッダンチェ」は、日本盤が出なかったので特に。
初期ほどどろどろしていないと言われます。でも彼らのジャズ・テイストは、粘りつくようで、爽やかさと一線を画しています。不思議。2022.05.30