SPV49502CD(SPV) 【2007年発売CD】
デジパック仕様。
ユーライア・ヒープやスプーキー・トゥースや初期ディープ・パープルが好きなら、このバンドはずばり必聴!中国の奇書の名を冠したジャーマン・ハードといえば?
70年にドイツ南西部にある都市マンハイムで結成されたジャーマン・ハード・バンド。71年のデビュー作。ブルージー&メロウかつサイケデリックな陶酔感も併せ持つギター、淡いトーンで陰影たっぷりに鳴るハモンド・オルガンを中心とするオルガン・ハードが持ち味。気だるさとソウルフルさのバランスが絶妙な男性ヴォーカル(英詩)も魅力的だし、ここぞで手数多くアグレッシヴに走るリズム隊も強力だし、ユーライア・ヒープやスプーキー・トゥースや初期ディープ・パープルなどのアート・ロックのファンはたまらないでしょう。ジャーマン・ハード屈指の名作です。
TIME OF COMMOTION/LIVE FROM THE 70'S - ES IST NIE ZU SPAT
70年代に西ドイツで活動した幻のオルガン・ロック・バンドによるライヴ音源発掘盤、哀愁のハモンド好きは要チェック!
2,290円(税込2,519円)
TOMORROW'S GIFT/TOMORROWS GIFT
ジャーマン・オルガン・ハード屈指の傑作と言える70年デビュー作、アフィニティやベーブ・ルースのファンは必聴!
1,992円(税込2,191円)
アーティスト名と曲名を元に、CDデータベースから曲目を自動取得しています。ボーナス・トラックなどが反映されず、実際のCDとは曲目が異なる場合がございます。ご了承ください。
1. Fairy-Tales |
2. Sometime |
3. Don't You Know |
4. Too Many People |
5. Drugson's Trip |
6. My Dove |
7. Everything |
8. My Future |
71年作、ずばりジャーマン・ハードの「至宝」!
FRUMPYのKey奏者による72年ソロ、芳醇な香りの絶品オルガン・ハード作!
EL&Pも真っ青!破天荒なジャーマン・オルガン・ハード!72年発表のスタジオ唯一作
重厚かつ哀愁いっぱいのジャーマン・オルガン・ハード、70年リリースの1st
ジャーマン・オルガン・ハード屈指の傑作と言える70年デビュー作、アフィニティやベーブ・ルースのファンは必聴!
後にヒープでも活躍する英国人シンガー、ジョン・ロートンが率いるジャーマン・ハードの名グループ、72年2nd
舩曳将仁の「世界のジャケ写から」 第六十八回:KIN PING MEH『KIN PING MEH』
コラム「そしてロックで泣け!」が好評だった音楽ライター舩曳将仁氏による、第2弾コラム「世界のジャケ写から」。世界のプログレ作品より魅力的なジャケットを取り上げ、アーティストと作品、楽曲の魅力に迫ってまいります。
なにかとバタバタしがちな年末にぴったりの、「荘厳かつなんだかせわしない」ジャーマン・オルガン・ハードをご紹介いたします。
【カケレコ中古棚探検隊】B級なんて呼ばせない?ドイツ産マイナー・ハードに迫る!
英国にも劣らぬジャーマン・ハードのオススメ作品を、中古棚よりピックアップ!
SATIN WHALEの2ndやKIN PING MEHデビュー作など、ECLIPSEレーベルよりジャーマン・プログレ/ハードが一挙リイシュー!
ECLIPSEというレーベルより70年代のジャーマン・プログレ/ハードの作品が一挙リイシューされたのでピックアップ!
くすんだトーンのオルガンが描く幻想的なオルガン・プログレを世界中から選りすぐってご紹介いたしましょう。
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何故に名前がキン・ピン・メー!?(6 拍手)
Saul Badmanさん レビューをすべて見る
70年代のジャーマン・ハードの中には英国スタイルを追求していったバンドはたくさいんますが、その中でもとりわけ有名なのはこのキン・ピン・メーです(あくまでもドイツ国内の話ですが)。この手のバンドはよく「ディープ・パープル風」と形容されてしまいますが、キン・ピン・メーの場合、ディープ・パープルのツアーに同行したり、ライヴで「Child In Time」のカバーを披露したりとブリティッシュ・ロック、特にディープ・パープルに代表されるオルガン入りのハードロックをかなり意識していたようです。
そんな彼らの1stはもちろんブリティッシュ・ロックからの影響が感じられ、ドイツらしさはたしかに薄いです。しかし、単なる凡庸な真似っ子にすぎず、良質なサウンドを聴かしてくれるのがキン・ピン・メーの良さであり、私がこのバンドを気に入っている理由でもあります。一曲目、「Fairy-Tales」はキャッチーなハードロックであり、サビの部分はついつい口ずさんでしまうほどブリティッシュ・ロックファンの心をくすぐります。もう少し曲が短ければもっと売れてたのではないでしょうか。三曲目、「 Don\\\\\\''t You Know」、イントロは「どこかで聴いたことあるなぁ〜このリフ」と思ってしまうほど典型的なハードロックという感じですが、後半はなかなかおもしろい構成をしていて結構気に入っている曲です。
キン・ピン・メーは大きくメンバー変更しながらも基本的には1stのスタイルを貫いて、70年代の間にライヴアルバムも含め6つのアルバムを発表します。言い忘れましたが、1stと2ndはコニー・プランクによって手掛けられています。個人的に一番好きな彼らのアルバムはTwenty Sixty Six And Thenのヴォーカルで知られるジェフ・ハリソンが参加した『Kin Ping Meh 3』ですが、このデビュー作もブリティッシュ・ロック好きには是非とも聴いて欲しい作品です。
P.S. 本レビューとは関係ないかもしれませんが、Bellaphonから発売されたKin Ping Mehの『Kin Ping Meh』(メモ用紙のようなものにKin Ping Mehと書かれているジャケ)のカケレコのレビューが本作品と同じように「71年デビュー作」と書かれてますが、その作品は77年作の6thであり、ジャケが違うだけで中身は本作品と同じということではないことに注意してください。6thはオリジナルメンバーが一人も残っておらず、新しいキン・ピン・メーということでそのようなタイトルになったと思うのですが流石に1stと同じなのは紛らわしすぎますね・・・