疾走感溢れる冒頭曲が痛快な、英国ウェールズ出身のサイケ/プログレ・バンド、69年作1st。サイケ、プログレ、フォークを手当たりしだいに合流させたサウンドは、エネルギーに溢れています。メロディアスなものから、フォーキーで味わいが深い歌モノ等、一つのアルバムの中で緩急をつけた構造の鋭いサウンド・ワークは秀逸!アコギの枯れたギター・ワークとシタール、オルガンの効果的な加味がまたいい。初々しい情熱が滾る彼らのファースト・アルバムです。
SECOND HAND/DEATH MAY BE YOUR SANTA CLAUS
後にSEVENTH WAVEとして活動するケン・エリオットとキアラン・オコナーを中心とするグループ、70年作
930円(税込1,023円)
『チューブラー・ベルズ』のプロデュースで名高いトム・ニューマン率いるグループ、68年デビュー作、英レイト60sサイケの重要作!
1stでのサイケ・ポップなサウンドからへヴィなブリティッシュ・ロックへと変貌した69年2nd
ガツンと骨太なアンサンブルに痺れる、各国のハード・ロック・アルバムをセレクト!
【真夏のサイケデリック探検隊Vol.3】けだるい夏の午後に聴きたい、けだるげサイケ・フォーク&フォーク・ロック選
愛の夏、サイケの夏!今回は夏休みという事で、ついつい昼寝をしたくなってしまう「けだるい夏の午後」にピッタリのサイケ・フォーク&サイケ・フォーク・ロックをセレクトいたしました。
敬老の日にちなんで、世界の「お爺ちゃんジャケ」集めました。
アメリカン・ロック好きにもきっと響く!英国的なリリカルさと米国的なコクが同居する、米憧憬の英ロック名作選!
アメリカン・ロックへの憧れを滲ませたアーシーでコクのあるサウンドを持ち味とする英国ミュージシャンの中から、特に完成度の高い米憧憬サウンドを聴かせる名作をご紹介いたしましょう!
春のポカポカとした一日にのんびりと浸りたい、そんな「木漏れ日フォーク・ロック」を、英米を中心に、ユーロからもセレクトしてみましょう。
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さまざまな人にさまざまなことが起こる(0 拍手)
たすけさん レビューをすべて見る
フォーク、トラッド風になったり、ヘビーサイケになったり、メロドラマになったり…。実に忙しく彼ら流のポップを聴かせるブロンド・オン・ブロンド。シタールやハープシコード、琴を入れてくるあたりは、ブライアン・ジョーンズの波しぶきをかぶったな、と思います。69年ですから「プログレ」というジャンルが確立する前でしょう。わたしはキンクスやザ・ムーブの系譜に属するのかなと思っています。
彼らの特徴はまったりとしたメロディラインとオルガンです。何となく斜に構えていて、トゥモロウやピンク・フロイドのきゃびきゃびしたところがあまり感じられません。1曲目だけが例外で、ギターかき鳴らしがアクースティックになり、またかき鳴らしに戻る疾走ハードロックです。7曲目に「エリナー・リグビー」を取り上げています。アコギとトランペットによる演奏です。
ウェールズについて調べましたら、手つかずの自然が残っているゆえか、穀類の栽培に向かない土地という記述に出会いました。スコットランド人、アイルランド人が、必ず穀類を栽培しウイスキーをつくり始めるのとはなかり違うわけです。ラグビーのウェールズ代表はとても紳士な印象がありますからね。ロックでは、バッジーでしょうか。またもや要らない情報に文字を使ってしまいました。