解説一体帯付き仕様、定価2940。
エイリアンや未確認飛行物体をテーマにしたフランス産のコンセプト・アルバムなんですが、伊ヘヴィ・シンフォばりの狂おしさに電子音やナレーションが渦巻いて、すごいエナジー。
フランス音楽シーンでプロデューサーとして活動していたJean-Pierre Massieraを中心に結成されたフレンチ・へヴィー・プログレグループの74年作唯一作。いわゆる企画バンドであり、エイリアンや未確認飛行物体をテーマにしたコンセプト・アルバムとなっています。その内容は、キーボーディストFracis Lockwood、ヴァイオリニストDedier Lockwoodの兄弟をはじめ20名以上のミュージシャンが参加していることでも有名な作品であり、コンセプトを反映したエフェクティブな音像処理で重厚なシンフォニック・サウンドを構築したへヴィー・シンフォニック・ロックの傑作です。
77年リリースの唯一作にしてブリティッシュ・シンフォの大傑作、ファンタスティックで英国叙情匂い立つアンサンブルは素晴らしすぎます!
3,290円(税込3,619円)
LOCANDA DELLE FATE/FORSE LE LUCCIOLE NON SI AMANO PIU
イタリアン・シンフォニック・ロックの頂点に君臨する名盤中の名盤、77年作
1,490円(税込1,639円)
フランスが誇る名ヴァイオリニストDidier Lockwoodの参加作品を探求!
名手Jean Luc Pontyにも匹敵するフランスの偉大なヴァイオリニストDidier Lockwoodの名演を振り返ってまいります。
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一筋縄でいかぬ宇宙交響楽団(4 拍手)
waterbearerさん レビューをすべて見る
Jean-Pierre Massieraなる人物を中心とした1974年の作。Magma界隈のミュージシャンによるフレンチプログレの重要作として知られている。
Visitorsがセッションものなのか、プロジェクトものなのかわからない。オリジナルDECCA版LPが、状態まずまずで5〜6万が相場か。フランスのシンフォニック系はさらりとしていて、歌心あるもの、もしくはジャズロック系が多いような気がするんだがこれはその真逆。
粘っこいシンセ、コーラスも何だかソウルな雰囲気。収録曲Nous(「我々」)はDidier Lockwoodのヴァイオリンが冴えわたる。他の曲もゴリ押し気味で味付け濃いめなので、Boozの4枚目あたりが好みならどストライクで気に入るはずだ。
曲名も「地球」「神」「宇宙人」(地球人から見たらの「Visitors」の意味か)など、まぁあっちに行っちゃった感じでそそられる。裏ジャケットもどうかしているので注目だ。
本作1枚きりのリリースかと思ったら、1981年に2ndアルバムとシングル、1998年にもシングルが出ているんだが…なんなんだろうか。怖いもの見たさか、自分の耳を信じるか…ともあれ本作は一聴の価値あり。