FREE CREEK/MUSIC FROM FREE CREEK
英米超豪華メンバー参加の68年録音スーパー・セッション盤、クラプトン、ジェフ・ベック、キース・エマーソン、ドクター・ジョン、ハービー・マンデルなど豪華ミュージシャンが参加
2,500円(税込2,750円)
盤質: | 無傷〜傷少なめ | 傷あり | 傷多め
状態: | 良好 | 並 | 不良 |
盤質: | 無傷〜傷少なめ | 傷あり | 傷多め
状態: | 良好 | 並 | 不良 |
※ ケースツメ跡あり、カビあり
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ワンフレーズだけ弾いても判別できるのがこの人(3 拍手)
たすけさん レビューをすべて見る
ポール・コゾフは、「コゾフ・カーク・テツ・ラビット」を除き、ほとんど作曲に関与しませんでした。フリーの楽曲は、ヘビーロックから始まり、徐々にひとつのスタイルに収斂していきます。1.シンプルなリズムパターンにロジャーズの歌 → 2.印象的なコーラス部分 → 3.コゾフのソロ というスタイルです。コゾフのソロは、どの曲でも確保されていたのです。彼の演奏は、フリーのセカンド・アルバムぐらいから、チョーキング、ビブラート、サステインを多用した独特のものになりました。速く弾くことは誰にでもできる、との考えから生み出された異様なギターは、すすり泣きにも叫びにも感じられ、熱烈なファンを獲得しました。
必然的にコゾフのギターは曲を選んでしまう性格を持っています。このアルバムでベスト・プレイは「ブルー・ソウル」「ジャスト・フォー・ユー」「リーブズ・インザ・ウインド」あたり。メランコリックでミドル・テンポの曲でないと、彼のギターは活きてきません。コゾフ以外のメンバーがそれを判っていたのか、というと心もとない気がします。(ラビットだけは、コゾフに合わせる演奏をしております。)加えて、コゾフの演奏には深いリヴァーブ処理がされていて、隣の部屋で演奏しているかのようなよそよそしさにつながっています。
わたしは、彼のプレイをミスも含めて大好きな人間なので、このアルバムにおいてもコゾフの演奏は素晴らしいと思います。…と申しますか、彼のギターでいい加減なものはひとつもありません。楽曲の出来は残念ながらそこそこ。スワンプのようでもあり、ブルーズ・ロックのようでもあり中途半端なところへきて、ボーカルの魅力のなさには致命的なところがあります。2022.02.24