FGBG4039AR(MUSEA) 【2001年発売CD】
マグマの傑作ライヴで最高にスリリングなプレイを聴かせていたVln奏者ディディエ・ロックウッド参加の4作目。セファーのエネルギッシュなサックスに鋭く絡むエレキ・ヴァイオリンがカッコいい!この強度、ブランドXやアレアにも匹敵しますね。
MAGMAのメンバーであったYochk'o SefferとFrancois Cahenが73年に結成したジャズ・ロックグループの76年4th。前作でバンドとしての個性を手に入れることに成功した彼らですが、本作では超絶ヴァイオリニストDedier Lockwoodが参加し、Yochk'o Sefferとの凄まじいインタープレイを聴かせています。楽曲自体も前作の構築性は影を潜めており、よりメンバーの力量に頼った即興色とソロパート押し出しており、彼らの超絶技巧を余すところなく収録したテクニカル・ジャズ・ロック最高峰の1枚と言えるでしょう。
NATIONAL HEALTH/OF QUEUES AND CURES
HF&Nから発展したグループ、78年2nd、メロディアスにして芳醇なアンサンブルが素晴らしすぎる、カンタベリー・ジャズ・ロックの大名盤!
1,990円(税込2,189円)
BIGLIETTO PER L'INFERNO/BIGLIETTO PER L'INFERNO
繊細なアコースティック・パートと疾走するヘヴィ・パートを巧みに行き来する伊ヘヴィ・シンフォの名作、74年作
1,390円(税込1,529円)
P.F.Mで活躍したヴァイオリニスト、79年作1stソロ、地中海音楽×ロックの大傑作!
仏プログレを代表するグループ、仄暗く幻想的な音世界に惹きこまれる大傑作2nd、75年リリース
Jean Luc Ponty、Robert Wyatt、Terje Rypdalなど参加のライヴ、超スリリングなジャズ・ロック!
仏プログレを代表するグループ、仄暗く幻想的な音世界に惹きこまれる大傑作2nd、75年リリース
フロイド、クリムゾンからの影響を取り込んだ、アーティスティックなフレンチ・プログレの傑作、77年作
トルコ系フランス人のメンバーが結成したシンフォ・グループ、CAMELを想わせるファンタジックかつメランコリックなフレンチ・シンフォの名作、80年作
タイ・フォンのメンバーがゲスト参加するなど、タイ・フォンの弟分と言えるバンドによる77年作、叙情派シンフォの名作
【マグマ来日記念!】関連バンドや彼らに影響を受けたズール系グループを中心にフレンチ・プログレを探求♪
目前に迫ったMAGMA来日を記念して、メンバー参加作品やMAGMA影響下のサウンドを鳴らすグループたちをご紹介します!
フランスが誇る名ヴァイオリニストDidier Lockwoodの参加作品を探求!
名手Jean Luc Pontyにも匹敵するフランスの偉大なヴァイオリニストDidier Lockwoodの名演を振り返ってまいります。
カケレコ棚より、美しく気品あふれるヴァイオリンをフィーチャーしたプログレをピックアップ!
マグマと並びフレンチ・ロックを代表するグループZAOの1st『Z=7L』をご紹介!
【新作追加】暗黒で切迫感みなぎるZEUHL系ジャズ・ロック特集!
Christian Vnderを中心に「コバイア」という架空の文化を生み出し、凶暴にして荘厳、エキセントリックなアクの強い作風で70年代を駆け抜けたグループ=MAGMAのフォロワー、いわゆるZEUHL(ズール)系と呼称されるグループをピックアップ!
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うわぁ!(3 拍手)
じゃ、見ろクワイ(笑)さん レビューをすべて見る
MAGMAの歴史的傑作“HAAI LIVE”での勢いそのままのディディエ・ロックウッドのしなやかで艶があり、かつ切り裂くようなヴァイオリンとそれに負けじと古参のメンバーであるヨシコ・セフェルのサックスがインタープレイの応酬に火花を散らすフレンチ・ジャズ・ロックの最高峰であります。
良子さん、これ買わな…(1 拍手)
たすけさん レビューをすべて見る
なぜか以前ヨシコ・セファーを女性だと思い込んでいたわたしです。マグマの脅迫感はあまりなく、ずっと流れるように進んでいくフュージョン音楽。ところどころで、火を噴くようなソロの応酬やマグマのような暗黒フレーズもあり、手に汗握るとはこのことです。フリーさでは、最終曲「サルート・ロベール!」で、セファーのサクソフォン、フランソワ・カーンのピアノ、ベース、ドラムズが中国の獅子舞のような激しいやり取りを繰り広げます。
しかし、聴きやすいし、退屈しない。ソリストのティディエ・ロックウッドやセファーについて書いてあるレビューが多いですが、カーンのピアノとリズム・セクションががしっと土台を支えているのでダレません。特にベースが好きです、わたしは。ボヨンボヨ〜ンと空気感のあるベースです。
曲では「フリー・フォーク」。ロックウッドの弦が焦げるようなすさまじいソロを聴くことができます。タイトルのKAWANAは、確信的意図という意味だそうな(ライナーによれば)。フレンチ最高峰のインスト・バンドとわたしは思っています。