SYNCD8(SYN-PHONIC)
プラケース仕様。
ハイトーンの爽快なヴォーカルが印象深いファンタジックで伸びやかなパートはYESの影響大ですが、そこから一転、忙しなく駆け巡るように緻密なアンサンブルはまさにGENTLE GIANT直系。両バンドのいいとこ取りって感じの米プログレ快作!
YESの構築美とGENTLE GIANTの偏屈精神で同郷MIRTHRANDIRと同系統のサウンドを持ち、非常に高水準なテクニカル・シンフォニック・ロックを奏でるアメリカの技巧派グループによる76年録音89年作。全7曲中3曲は前作「Boris」の楽曲の焼き直しであり、前作同様に息もつかせぬほどの超絶技巧の嵐を堪能できる傑作となっています。やはりバタバタと駆け抜けていくドラムのスリリングなプレイや怒涛の変拍子などリズムの凄まじさが耳に残りますが、その間を縫うようにしてハイトーンボーカルが響き叙情性を感じさせるなど、聴き所に恵まれた傑作と言えるでしょう。
76年リリース、カナダ・ケベックを代表するシンフォニック・ロックの傑作、ジェネシス、イエス、GGを融合させたような作風、とにかく圧倒的な存在感!
1,190円(税込1,309円)
KRAZY KAT/CHINA SEAS and TROUBLED AIR
元CAPABILITY BROWNの主力メンバーによるグループ、ブリティッシュ・ポップの逸品!
2,290円(税込2,519円)
イエス『危機』が好きな人におすすめ!世界のファンタスティック・プログレ特集
イエス『危機』を出発点に、テンションいっぱいのアンサンブルとファンタスティックなメロディ&コーラスが素晴らしいプログレを世界中からピックアップ!
ドライヴィングな演奏に爽快感あるメロディ、美しいハーモニー。そんなイエス・サウンドに影響を受けた好作品を世界中から選りすぐってご紹介いたしましょう。
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アメリカのGentle Giant系バンド傑作!(5 拍手)
0321PROGさん レビューをすべて見る
76年作(89年発掘)
アメリカのGentle Giant系グループの1stに並ぶ傑作。
1st「Boris」の楽曲を新しく録音し直した楽曲と、新曲が約半分ずつ
同居した形になっています。
1stから基本的な音楽性は変わらず、ドタバタで緩急だらけのヒネクレ
たプログレを展開しており、展開の多さとテンションの高さ、そして
計算され尽くした楽曲の美しさは凄まじいものがあります。
もちろんテクニカルで果てしなく変化していくバンドアンサンブルも
健在。これだけ多難な楽曲の中で、自由奔放なようで実は各人がそれ
ぞれの立ち位置をしっかり理解しており、急に出てくるユニゾンもば
っちりと息を合わせています。
それにしても、テクニカル系の元祖というか、どうしてここまで曲を
ねじまげる必要があるのか。
しかも、ねじまげても崩壊せずにものすごく危ういバランスで聴かせ
るという、まさに手に汗握るスリリングさを持ったバンドです。
GGとYesを混ぜてZappaを塗したおいしい料理(2 拍手)
ike333さん レビューをすべて見る
Gentle GiantとYesをミキサーにかけて、Zappaの粉を少々まぶしたら、この様なおいしい料理ができましたといった感じです。バイオリン、リコーダ等を持ち替えて演奏しており、コーラスワークの感じなども含めてVretigo時代のGentle Giant的。また、リードボーカルの高めの声質、バトルしながらロックしているところなどは、3枚目以降のYesあたりに近いものがあります。幻の名作といわれていた1stアルバムからの焼き直しの曲も数曲含まれていますが、同作に比べて、手数の多い疾走系ドラムスのパカパカ感や、荒削りなところがかなり解消されおり、こちらのアルバムの方が聴きやすいと思います。
まさしくイエス+GG(0 拍手)
Durangoさん レビューをすべて見る
もしイエスがGGだったら…。それを体現しているのがこのバンドだと言っていいんじゃないでしょうか。
その印象通り、終始イエスとGGの間を行ったり来たりしているのですが、それができるということがすでにこのバンドのすごさを物語ってますよね。
加えてアメリカ由来のメロディの明快さが随所にうかがえて、曲によっては当のイエスよりもメロディアスで聴きやすいなんていう大変なことになってます。
特に3曲目の展開にはシビれましたね。思わず身を乗り出してしまうほど興奮しました。
影響の受け方が少々露骨(まあそのおかげでこれほどの音楽が生まれたわけですが)なのを除けば、その演奏技術、楽曲構築の巧みさはプログレバンドの鏡と言うべきでしょう。傑作です。
けっこう有名なバンド(0 拍手)
じゃ、見ろクワイ(笑)さん レビューをすべて見る
YESやGENTLE GIANTとよく比べられているUSAの隠れプログレッシヴバンドとしてはかなり有名な存在でたしかに両バンドに似た部分ありますが、独自のアグレッシヴさがあり。“BORIS”の録り直しが多いですが、PFMのアルバムのようにどちらも揃えましょう。