舩曳将仁の「世界のジャケ写から」 第七十四回:SANDROSE『SANDROSE』
音楽ライター舩曳将仁氏による連載コラム「世界のジャケ写から」。世界のプログレ作品より魅力的なジャケットを取り上げ、アーティストと作品、楽曲の魅力に迫ってまいります。
英ロック界きっての職人肌キーボーディストDuncan Mackay参加作を探求☆
7月26日に誕生日を迎えた、英国の職人肌キーボーディストDUNCAN MACKAYに注目♪
60〜70年代SSWの遺伝子を引き継ぐ、現代の才能あふれる女性シンガー特集!
先日カケレコ棚を覗いたら、60〜70年代SSWの遺伝子を引き継ぐアーティストの作品が、思いのほか多くありましたので、ピックアップしてまいります。
FPCDX001/509992777320(FISH PEOPLE)
3枚組、ブックレット仕様、コレクターズ・エディション(DISC1が新作、DISC2は、『The Sensual World』、DISC3は、『The Red Shoes』、『The Red Shoes』のみデジタル・リマスター
盤質: | 無傷〜傷少なめ | 傷あり | 傷多め
状態: | 良好 | 並 | 不良 |
※ 1枚は無傷〜傷少なめ、2枚は傷あり、ブックレットの一部に糊剥がれあり
盤質: | 無傷〜傷少なめ | 傷あり | 傷多め
状態: | 良好 | 並 | 不良 |
帯【有】 解説【有】
盤質: | 無傷〜傷少なめ | 傷あり | 傷多め
状態: | 良好 | 並 | 不良 |
盤質: | 無傷〜傷少なめ | 傷あり | 傷多め
状態: | 良好 | 並 | 不良 |
帯【無】 解説【有】
盤質: | 無傷〜傷少なめ | 傷あり | 傷多め
状態: | 良好 | 並 | 不良 |
※ 帯無、カビあり
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彼女の存在がもはや怪談と呼べるのではないか(4 拍手)
たすけさん レビューをすべて見る
わたしは怪談が好きです。音楽を聴いているより、最近では怪談語りを聴いているほうが長いです。ほぼ寝入るときに流しっぱなしにしています。ロック界で怪談と言えば、ジェネシスの「サパーズ・レディ」か「嵐が丘」か。わたしがこのアナログ盤を買い込んだのが受験勉強さなかの夏休みで、その時の蒸し暑さと鮮烈な驚きがいまだによみがえるほどです。当然「嵐が丘」の物語なんて知りません。「ヒースクリフ.イッツ.ミー.キャシー.カム.ホーム」と口ずさみながら幽霊の曲を流しておりました。
ベースはパイロットのデイビッド・ペイトン。ドラムズはコックニー・レベルのステュアート・エリオット。EMIの最良の制作スタッフが送り出した意欲作です。ケイト・ブッシュが地声で歌うのは「マン・ウィズ・ア・チャイルド」だけ、ほかの声は作り声です。まだ少女と言っていい声です。不思議なのが彼女の旋律を操る才能です。「嵐が丘」のメロディは、ちょっと誰も思いつかないでしょう。しかもこのファーストの裏でセカンドも同時進行させていたわけで、恐るべき創造力です。
いまだにケイト・ブッシュのプライベートはあまり出てきていません。芸能界と隔絶した生活を送っている珍しい人です。今年「ランニング・アップ・ザ・ヒル」がリバイバル・ヒット。2022.08.28