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デジャ・ヴ

クロスビー、スティルス、ナッシュ&ヤング

WPCR75050() 【2005年発売CD】

白い帯、デジタル・リマスター、定価1905+税。

評価:50 1件のレビュー

フォーキーな牧歌性とロックの骨太さがバランスするスティルスのナンバー、英国人らしい格調高くポップな作風で聴かせるナッシュのナンバー、重々しく緊張感のあるクロスビーのナンバー、繊細さと哀愁が滲むヤングのナンバー。4人の「個」が奇跡的な均衡の中で結晶となった大傑作!

70年リリース、60年代のラヴ&ピースの終焉から「個」の時代へと移り変わった70年代の幕を開ける傑作

元バーズのデイヴィッド・クロスビー、元バッファロー・スプリングフィールドのスティーヴン・スティルス、元ホリーズのグラハム・ナッシュが結成したスーパー・グループCS&Nにニール・ヤングが加わり、CSN&Yとなって制作された70年作。美しい3声ハーモニーが多数のフォロワーを生んだ69年デビュー作の魅力はそのままに、ヤングが加わったことで、4人の才能がぶつかり合った緊張感がみなぎっています。オープニングはスティルス作の「Carry On」。4人の卓越したコーラス、そこに鋭角に切れ込むエレキ・ギター。美しくも張り詰めた空気感はこの4人ならではの魅力に溢れています。2曲目はナッシュ作で、一転して、他の米国出身の3人とは違う、ただひとり英国出身者ならではの牧歌的なメロディとハーモニーが印象的。デッドのジェリー・ガルシアのスティール・ギターも特筆です。3曲目は、クロスビー作で、ヘビーに絡み合うエレキと気迫溢れるヴォーカルによる緊張感と浮遊感が拮抗した歌世界はこの人ならでは。そして、前半の極めつけがヤングの代表曲と言える「Helpless」。曲のシンプルさが繊細なヴォーカルを際立たせ、不安や孤独が胸に迫ってくる名曲です。その後もジョニ・ミッチェル作の「Woodstock」やナッシュの優美な「Our House」など名曲目白押し。60年代のラヴ&ピースの終焉から「個」の時代へと移り変わった70年代の幕を開けた、4人の「個」がぶつかりあう米フォーク・ロック屈指の傑作。

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評価:5 たまにはグレアム・ナッシュのことを書いてみます(2 拍手)

たすけさん レビューをすべて見る

2013年にスティブン・スティルズは、「キャリー・オン」という4枚組アンソロジーを出していますが、その制作に全面的に関わったのはグレアム・ナッシュです。スティルズは、ジミ・ヘンドリックスとの共演未発表録音がある人なのですが、その録音を聴いてリリースできるか検討した人もナッシュ。スティルズは、デイビッド・クロズビーやニール・ヤングとしょっちゅう絶縁しているのに、ナッシュとの縁だけは途切れません。とても不思議な関係です。

ナッシュがスティルズの音楽志向に共感しているかと言われたら、とてもそうは思えません。この時期のスティルズの関心は、チェロキーであり、カリブ海であり、ブルーズであったはずなので…。音楽としては接点なんかないのです。このレコードは、スティルズがナッシュの側に寄り添い、彼の米国での音楽拠点化を手助けしたように思えます。それに引き換えクロズビーとヤングはナッシュのことなんか全然顧みていません。

ここからは自分の想像ですが、ナッシュを音楽家としてより、批評家としてスティルズが必要としていたんじゃないでしょうか。ニール・ヤングは、ナッシュのことを、スティルズが何やろうとしていたか判らなかっただろうと言い放ったことがあります。(言い換えると自分だけがスティルズを理解できていた、と。)わたしもひょろひょろした左翼崩れの英国人をスティルズが支えたのがなぜなのか、理解できないところがあります。2021.11.01

ナイスレビューですね!