定価1748+税。
このソロ作品を聴けば、彼こそがYESサウンドを支えていたことがよくわかりますよね。この曲後半での、YES時代と変わらぬブラフォードとの超絶リズムセクションがとにかく素晴らしすぎ!
イエスのベーシスト。ビル・ブラッフォード、メル・コリンズ、ジミー・ヘイスティングス、パトリック・モラーツなど豪華ゲスト陣を従え、75年にリリースした1stソロ。躍動感溢れるベースを中心に、オルガン、シンセ、フルートが淡いトーンで幻想的な音像を描き出したサウンドは、これぞブリティッシュ・プログレ。イエスのような緊張感はなく、どこか懐かしいような、暖かみあるアンサンブルが魅力。キャッチーなメロディーとクリス自身による見事なヴォーカル&ハーモニーも聴き所。このアルバムを聴くと、イエスのサウンドの大きな部分をクリスが担っていることが分かります。名作。
「どうしてプログレを好きになってしまったんだろう@カケハシ」 第二十三回: どうしてプログレを好きになってしまったんだろう(by ビリー・シャーウッド) 文・市川哲史
2016年末、話題のプログレ本『どうしてプログレを好きになってしまったんだろう』を出版した、あの市川哲史氏がカケレコでコラムを執筆!その名も「どうしてプログレを好きになってしまったんだろう@カケハシ」!!
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【イエス「Roundabout」から出発する、ベースがかっこいいプログレ探求】〜『カケレコのロック探求日誌』一週間一気読み!〜
イエス「Roundabout」から出発する、ベースがかっこいいプログレ探求、というテーマで、facebookに投稿してまいりました。
英国が生んだ偉大なるベース・プレイヤーへ哀悼の意を込めて、結成以来常にYESと共にあった彼の経歴を、彼のベースが活躍する楽曲を交えて振り返っていきたいと思います。
追悼−クリス・スクワイア
MEET THE SONGS 第95回クリス・スクワイアの75年ソロ『FISH OUT OF WATER(未知への飛翔)』
今日の「MEET THE SONGS」は、プログレ史上の名バンドYESのリーダーでベーシストのクリス・スクワイアが75年にリリースしたソロアルバム『FISH OUT OF WATER(未知への飛翔)』をピックアップ!
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YESの音楽性をリードしていたのはスクワイアだと思う(2 拍手)
yes_90125さん レビューをすべて見る
「リレイヤー」発表後にメンバーのソロ作品が出揃った時の評価は「J.アンダーソンこそがYESだ」という論調だったような気がする。
しかし、このアルバムを聴けば、YESの音楽性をリードしていたのはC.スクワイアであるということが分かる。
P.モラーツ、B.ブラッフォード、M.コリンズ、J.ハスティングなど、豪華なゲスト陣を迎えて作成されており、ライナーノーツによれば、P.シンフィールドも携わっているらしい。
このメンバーを見れば、「YES+クリムゾン!?」とワクワクした気分にもなるが、サウンド的には明らかにYES寄り。
それでも、ゲスト陣の演奏はとても刺激的で、アルバムの完成度を上げることに貢献していることは間違いない。
そして何よりも、YESではバック・コーラスに徹しているスクワイアのヴォーカルがメインで聴けるのがうれしい。
アンダーソンにも負けないくらいの高音でYESのコーラスを支える彼のヴォーカルは、思っていたよりも繊細で、とても曲にマッチしている。
実は歌えるベーシストなのである!
アルバム全体の印象としては、YESミュージックを継承したプログレ色を残しながらも、メロディアスで聴きやすいポップ・センスも加えたサウンド。
スクワイア・ファンには全編で響きわたるベース音を満喫して欲しい。
何はともあれ、YESファンは必聴の1枚です♪
エントウィッスル、ジャック・ブルースそしてクリス・スクワイア(0 拍手)
たすけさん レビューをすべて見る
「場違い」というタイトルに反して、とてもスクワイアが気持ちよくやっている曲たちです。マイク・ラザフォードにしろ、グレッグ・レイクにしろ、ギターも弾くので、ベース一筋にこだわる強情さは彼だけのもの。しかもそのベースが完全にリズム・ギターの役割を担ってしまっていて、ちょっと似たミュージシャンを思いつきません。クリス・スクワイアがソロ作をこれだけしか作っていない、という事実は、イエスの活動が彼のパフォーマンス意欲を満足させていた証でもあります。イエスの音づくりが異様なのは、ベース以外のパートが全部高音に偏っていることです。低音部はスクワイアが全部引き受けているのです。
ピート・シンフィールドの手掛ける作詞は、クリムゾン時代のように浮遊したものでなく、人生や生活をポジティブにとらえたものです。おそらく原案もスクワイアなのだと感じます。わたしがもっとも強い印象を受けるのが4.Lucky Seven 。「スターレス・アンド・バイブル・ブラック」時期のようなクリムゾン・アンサンブルにスクワイアの声がのる、という夢の組み合わせです。ブルフォードは、ほとんど付き合い程度にリズムを合わせているだけなのですが、これがベースを引き立てて良いです。シンセサイザーに頼らず管弦楽を使った5.Safe (Canon Song) も劇的です。