ARC7059(ARCANGELO)
壁掛けフック付き紙ジャケット仕様、04年デジタル・リマスター、壁掛けフック付き、定価2900+税。
サックス&フルートが暴走するプログレッシヴ・アート・ロックなら、イタリアのこのグループがユーロ筆頭でしょう。クリムゾンやVDGGにも匹敵するこのテンションとエネルギー!随所で露わになる絶妙なコワれ具合も見事。
CITTA FRONTALEを母体に、Danilo RusiciとElio D'annaを中心に結成され、呪術的なサウンドとほの暗い叙情でトップバンドへと登りつめたイタリアのへヴィー・プログレッシブ・ロックグループの71年デビュー作。その内容は、サイケデリックな質感を残しながらバンドサウンドに加えてフルート、サックスをフューチャーしたへヴィー・プログレッシブ・ロックであり、その攻撃的な音楽性と対比するように独自の牧歌性とアコースティックな肌触りが彩ります。イタリア然とした叙情美も醸し出されており、イタリアン・ロックを代表する名作の1つと言えるでしょう。
各国の「港町」に注目して、港湾都市生まれのプログレをピックアップ!
スタッフ厳選☆今週の3枚!!【2020年1月〜9月アーカイブ】
「これは聴いてもらいたい!」というカケレコメンドな作品を毎週3枚ご紹介。2020年1月〜9月に取り上げた作品はこちらでチェックどうぞ♪
イタリアを筆頭に、重厚なダイナミズムと熱気に満ちた世界各国の新旧ヘヴィ・シンフォをピックアップいたしました!
Twitterフォロワーの皆さまご協力のもと、夏に聴きたいプログレアルバムをピックアップいたしました!
プログレ嫌いなロック・ファンにこそ聴いて欲しいイタリアン・ロック・セレクション!
「イタリアン・ロック?プログレ聴かないしな〜。」 そんなあなたにオススメしたい『プログレ嫌いなロック・ファンにこそ聴いて欲しいイタリアン・ロック・セレクション!』
吹き荒れるサックス 〜イギリス、ドイツ、フランス、イタリア周遊の旅〜
英米の名盤を出発点にディープな作品をご案内、今回のツアーは『吹き荒れるサックス 〜イギリス、ドイツ、フランス、イタリア周遊の旅〜 』!
帯【有】 解説【有】
盤質: | 無傷〜傷少なめ | 傷あり | 傷多め
状態: | 良好 | 並 | 不良 |
※ 盤に研磨跡あり
帯【無】 解説【有】
盤質: | 無傷〜傷少なめ | 傷あり | 傷多め
状態: | 良好 | 並 | 不良 |
※ 帯無、解説特典部分切り取り有り、若干カビあり
まるで邪教の儀式を覗き見てしまったかのような戦慄が走る、これぞ怪作。狂気と暴力性と崇高さが渦巻く音像には思わず鳥肌が立ってきます。それでもまた、夜な夜な聴きたくなるのは何故なのか...。
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全ての海はナポリにつながる(5 拍手)
たすけさん レビューをすべて見る
流行音楽は混血によって進化する。わたしの持論です。混血は、雑種性と言い換えてもいいです。ついついイタリアの中心地を、カトリック総本山があるローマと思ってしまいがちです。でも港町ナポリこそ、世界の海とつながっている都市であり、実際にジャズはナポリから上陸したようです。オザンナのプリモ作の印象は、ヘンドリックスのギターと、オーネット・コールマンのフリーインプロと、イタリア歌謡が出会ったもの。あまりにそれぞれのアイドルが露骨なので、眩暈がするほど激しい振幅を見せます。オザンナの素晴らしいのは、激しい混血を繰り返しながら、民俗アイデンテティに常に帰るところです。祝祭と破滅の要素を押さえています。
彼らが成功したのは、あくの強い演奏者がいたことが原因ながら、リノ・バイレッティの声が飛びぬけて良かったことも大きいのではないでしょうか。リノが歌うと涼風が駆け抜けるようなカタルシスが訪れます。この作、英詞でも歌っていたんですね。今まで英詞に聞こえませんでした。このところ、オザンナは、「男たちの…」という冠詞をかぶせられることが多いです。まさに男のためのロックですね。2023.05.29