フィンランドのトラッド系シンフォニック・ロック・バンドの09年作2nd。デビュー作がヴィンテージな質感を持った北欧らしいトラッド・ロックの好盤としてファンの注目を浴びた彼らですが、本作では、前作の素朴さと土着感はそのままにCAMEL系のマイルドさを持ったシンフォニック・ロック色を押し出し、KAIPAに負けずとも劣らない澄み切ったメロディアスな音を聴かせています。フルートも効果的に使われ、ISILDURS BANEの初期作のようなリリカルさで楽曲を彩り、メロトロンを中心に各種ヴィンテージな鍵盤楽器群の冷ややかな質感も、まさに北欧。また、前作で参加の女性ボーカルは脱退してしまったものの、フィンランド語で歌われるエキゾチックなボーカルは非常に幻想的であり、北欧の土着性と洗練されたファンタジックさを併せ持ったサウンドと絶妙にマッチしています。北欧シンフォニック・ロック、CAMEL系ファンは間違いなく必聴盤です。
名盤『ムーンマッドネス』より出発する、キャメル・ファンにオススメしたい叙情派プログレ探求☆
キャメル黄金期を代表する名盤から出発して、世界のキャメル系叙情派シンフォを探求してまいりましょう☆
キャメルやエニワンズ・ドーターのファン必聴と言える24年作!CAMEL彷彿の叙情的なサウンドを、透明度の高さと温かみが調和した北欧バンドならではの音使いで綴る絶品シンフォ。19分の大作では引き締まったアンサンブルにメロトロン幻想も味わわせてくれて最高です。
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