IS IT ?

イスラエルの新鋭シンフォニックグループ（10 拍手）

0321PROGさん レビューをすべて見る

08年作

辺境プログレの中でも高品質なアルバムが多いイスラエルから
現れた本格派シンフォニックロックグループのデビュー作。
女性ヴォーカルをフィーチャーしています。

冒頭からメロディアスに泣きまくるギターでグッと来ないプロ
グレファンはいないでしょう。イスラエルには珍しいかなり英
国然とした湿り気のある質感です。

管弦楽器も大きく取り入れヴァイオリン、フルートなどが活躍
しており、クラシカルな合唱も加え、シンフォニックロックと
しては大きなプラス点ですが、シンフォニックロックというよ
りも彼らが目指しているのは、ロックオペラ的なものかもしれ
ません。そのくらいクラシカルな質感に彩られています。

7パートから成る大曲も収録した意欲作となっています。
辺境/シンフォニックファンは押さえておきたい作品。

驚愕の新しいシンフォ・プログレ！（5 拍手）

appo128さん レビューをすべて見る

イスラエルのバンド・作品ともに初めて聴いた。2008年作と言うから、そんなに期待していなかったが、驚愕の音世界。これが新しいシンフォ・プログレなのか！？

キャッチーなメロディーは、きっと今風なのだろう。編成的には小編成のオーケストラがメインのようである。合唱もフューチャーされており、クラシカルな味付けとなっている。どちらかと言えば、プログレ・バンドがオケと競演と言うよりも、オーケストラがプログレ・バンドを吸収した様な印象がある。これが新しい形態なのだろうか？

中でもメタルっぽいギターが印象的なフレーズを弾く。しかし、突出して異質な訳ではなく、シンセとオケと合唱がシンクロして包み込んでいる。特に合唱は小編成だが、声楽的な発声で非常に素晴らしい。唯一理解できないのは、リード・ヴォーカルの女声がヘタな事である。どうして彼女をリードに抜擢したのか？声楽家のソプラノで良いではないか！これも驚愕の一種だが、個人的には減点で★4つ。

文句なし！08年度作だけど私にとっては今年度新譜 No1だな、うん。プログレ云々言ってる場合じゃない、と思いました。（4 拍手）

らじおすたーの喜劇さん レビューをすべて見る

私の購入するCDの80％は旧譜の再発モノです。
東京にいた頃はプログレ・バブルの真っただ中、だいたいセミラミス20万は別としても、ENGLANDの「Garden Shed」が3万円、PULSARの「Halloween」が35000円。寿司屋の大トロの「時価」じゃないんだから。安月給で買えるわけないだろが！

今はその反動がでてるわけで、「再発出たら即買い」のトラウマ毎日です。今のリスナーは幸せ？ですな。

そんなわけで新人は、まあ、ぼちぼちでして。
カケハシ・レビューで本作のこと知ったわけですが「ROCKFOURぐらいだろな」と思い、購入してからもほったらかしでした。（スミマセン）

聴いてビックリ、新鮮なプログレなんてもんじゃない！
ロビー・ヴァレンタインの初期からメタル色抜いて、A．C．T．をコンパクトにした？だけじゃない。
少女合唱でPINEFOREST CRUNCH並の「可愛くてプログレ！」の色つけ。当然ブ厚いコーラスの嵐。
傑作としか言いようがないなぁ・・・。

女房に言わせれば「すごいね！」の一語に尽きます。
明るい曲調で最後まで一気に聴かせる構成、生楽器演奏部は初期AMAIZING BLONDELみたいだし。これ以上何も望みません（笑）

MOON SAFARI 2nd が好きなヒト、多分はまります。当然QUEEN ファンも是非無くなる前にゲットでしょうね。
こういう作品が国内発売されないのが解せんなぁ。

たまにこういう発見あるから新人発掘もやめられないな。リアル・タイムで聴けて幸せです（嬉）。
今回は大英帝国の出番は無かったな（笑）。

カレッジ・ロック調ニューエイジ・プログレッシヴロックの好盤（4 拍手）

west12さん レビューをすべて見る

イスラエルの新進気鋭シンフォニック・プログレといえば、まずTRESPASSを思い浮かべる。
彼らの曲展開の予想がつかない１stや、よりクラシカル・シンフォ寄りの２ndもキャッチーなメロディー満載のアルバムだったが、TELIOFのそれは、より分かり易く聞こえる。

次作の期待を込めて★４つ。