レスターシャー出身、男女3人ずつの6人組クリスチャン・フォーク・グループ、美しい歌声とハーモニーに心あらわれる76年の名作
2,190円(税込2,409円)
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無国籍なヘビーロック(3 拍手)
たすけさん レビューをすべて見る
70年代初期の非常に重量感のあるサウンドが特徴。ギターがブルー・チアーのレイ・スティーブンスで3人が英国人。アメリカの西海岸サイケ、というよりは英国ヘビーロックの感触が強いです。ただ、エルトン・ジョンの「カントリー・コムフォート」やら「ジーザス・クライスト・スーパースター」やらのカバーには「なんで?」と言いたくなってしまいます。それらのカバー曲に重量感あるギターがからむわけですから。何かリリースを急ぐ理由があって、曲ができない分を補ったのかもしれません。
オリジナル曲は、どれもヘビーロックとして素晴らしいものです。ベースがいい仕事をしています。(ピート・シアーズなのか、もうひとりのメンバーが弾いているのか、よくわかりません。)ドラムズは手数が多いミック・ウォーラー。曲によっては英国オルガン・ハードに聞こえるものもあります。改めて、70年代初期には、この時代にしか出せなかった音があると思います。
米英混合のハード・ロック(2 拍手)
激石大好きさん レビューをすべて見る
ハード・ロック・バンドとして紹介されることの多いSilvermetre。しかし全十曲の内Elton Johnのカヴァーが三曲も。が、聴いてみるとそれほど違和感は無かったです。英国ロックらしいタイトでヘヴィな質感に、米国ロックらしいノリにすこしライトな質感が同居し、フィットしている感じ。もう一曲カヴァーがあり、Rock OperaのSuperstarという曲です。さすがにこれはちょっと浮いてるという気はしますが。
オリジナル曲の方も英国と米国のおいしいとこ取りサウンド。米英混合バンドは数あれど、こうも両者の特徴が絶妙にブレンドされた例は少ないと思う。メンバーは元Jeff Beck GroupのMick Waller(Drs)に元Blue CheerのLeigh Stephens(g)、後にJefferson Starship等で活躍するPete Sears(b keys)。ボーカルはJack Reynoldsなる人物。ところどころにメンバーの前歴が垣間見える瞬間あり。
極上のUS・HARD(1 拍手)
krぽんさん レビューをすべて見る
スティームハマーのP・シアーズ、M・ウォラーによって結成されただけあって充実の文句の付け様がない出来!洗練されたハードな楽曲群にグイグイ引き込まれて行きます。個人的に大好きな初期エルトン・ジョンのカバーが2曲、異色の組み合わせと思いきやこれがなかなかどうして良い。同時期のUSハード陣の中でも格段に高いレベルのバンド、名盤です。