GS120162(GRAFISOUND)
天才チャーリー・ガルシア率いる名グループによる傑作セカンド。洗練を極めたクロスオーヴァーな曲の数々、子供にゃわからない香り高き大人の叙情が堪能できる逸品ですよねぇ〜。
チャーリー・ガルシア、デヴィッド・レボン、ペドロ・アズナール等によるアルゼンチンを代表するグループ。79年作の2ndアルバム。冒頭から、パット・メセニ・グループにも参加したペドロ・アズナールのベースがスピーディーにウネリを上げ、ガルシアのピアノが鍵盤の上を流れるように舞い、変調したシンセが天へと昇る!テクニカルなアンサンブルの合間に、南米らしい「詩情」溢れるメロディを違和感なく聴かせるところはさすがのセンス。2曲目以降も、クロスオーヴァーと「詩情」が見事に融合した佳曲揃い。各メンバーの溢れる個性とバンドとしての調和を絶妙にバランスさせるところは、さすがチャーリー・ガルシアでしょうか。1stに負けず劣らずの傑作。
70年発表、プログレと言えばこのジャケ!A面の大作、B面の小曲集ともに美しく気品ある佇まいの名曲で固められた傑作
1,710円(税込1,881円)
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前作に比べると若干暗め。カッコよさは倍増。(4 拍手)
Durangoさん レビューをすべて見る
1stとは打って変わって、ラテンフュージョン色が強まった本作。前作に感動した勢いで手に取ると、少々面食らうかもしれません。
というのも、前作が感傷的ながらも終始オプティミスティックで開放的な響きを持っていたのに対し、本作は沈み込むようなメランコリックさが強調されている点がひとつ、理由としてあると思います。
そしてフュージョンの手法が大幅に取り入れられていること。これはもしかしたら作品の好悪を分けるポイントになっているかもしれません。ただしいずれも歌ものフュージョンとして並ぶものがないほど抜群にカッコいい曲ばかりなので、フュージョンが苦手だという理由で敬遠するにはもったいない完成度を持っていると言えます。
最後は次作の作風につながるたおやか系シンフォで締められているため、濃厚な中身の割に後聴感?は爽やかです。
しかしこの路線は受けが良くなかったのか、次作からはまた純正シンフォへと回帰しており、結果的に異色作となっています。カッコいいSERU GIRANを味わいたいのならコレでいいと思います。