イギリス人5人によるグループがドイツに渡り、録音&リリースした71年唯一作。ヘヴィなギター・リフを軸に、ブルース、サイケ、フォークのエッセンスを加えたジャーマン印のサウンドは、唯一無二。プロデュースは、イギリスを代表する名プロデューサーのジョン・シュローダー。
MAMA LIONやMERRYWEATHERでの活躍でも知られるNeil Merryweather率いるグループ、73年作2nd
2,290円(税込2,519円)
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英国アングラでも特に強い個性(2 拍手)
たすけさん レビューをすべて見る
わたしが別のところに書いたレビューが、カケレコさんを惑わせてしまったとしたら申し訳ありません。わたし、ドイツで活動していたらしく、と書いたんです。発売レーベルがベラフォンであったことからの推理です。録音はロンドンで行われたことが判っています。メンバーの名前以外は詳しい情報がなく、現在も指名手配状態です。管楽器奏者がいる5人組で、この時代独特の暗さと危なさに魅力があります。特にフルートの音が妖しい。ワールド・ミュージックみたいな試みもあります。
タイトル曲「グリーン・アイド・ゴッド」が9分で演奏されていることから、彼らはフロイドやジェスロ・タルに影響されていたことが伺えます。終わりのスピード感あるギターがかっこよいですね。わたしがこのバンドを知ったのは、シングル曲「ゲット・オンザ・ライン」の素晴らしさからです。暴虐、前のめりのヘビー曲です。この曲は何度繰り返してもいいですね。フルートとハープシコードが入ります。ベース、ギター、ボーカル全てが破天荒です。2025.04.13