TRI1004(TRIDENT)
紙ジャケット仕様、リマスター。
イタリア人のエネルギーってのは凄まじい!それが硬質でヘヴィなベクトルへ振れると、もう緊張感という点ではクリムゾンに比肩しちゃってますね!
リリース当時、全曲の作曲を手がけているMichele Zarrilloは若干15歳であり、他メンバーも全員10代であったと言うイタリアのへヴィー・シンフォニック・ロックグループの73年唯一作。変革する社会に対応できなくなったひとりの人間をコンセプトに掲げたトータル・アルバムとなっており、バタバタと暴れるリズム・セクションに荒々しいギター・ワーク、そしてクラシカルなアンサンブルを聴かせるキーボードがイタリアらしい熱気を伝えます。強引に引っ張り変化する展開や多少荒削りで垢抜けない雰囲気は感じるものの、当時の彼らの年齢を考えれば若々しいエネルギーが暴走するサウンドは非常に魅力的なものであり、起伏に富んだスリリングな作品と見ることが出来るでしょう。
QUELLA VECCHIA LOCANDA/IL TEMPO DELLA GIOIA
74年作、クラシックの豊かな素養を発揮する美麗ヴァイオリンをフィーチャーした、イタリアン・クラシカル・ロックを代表する傑作!
950円(税込1,045円)
アーティスト名と曲名を元に、CDデータベースから曲目を自動取得しています。ボーナス・トラックなどが反映されず、実際のCDとは曲目が異なる場合がございます。ご了承ください。
1. La Bottega Del Rigattiere |
2. Luna Park |
3. Uno Zoo Di Verto |
4. Per Una Strada Affollata |
5. Dietro Una Porta Di Catra |
6. Frazz |
7. Clown |
イタリアを筆頭に、重厚なダイナミズムと熱気に満ちた世界各国の新旧ヘヴィ・シンフォをピックアップいたしました!
【タイトル追加】「若い者には負けちゃいられん!」とばかりの、往年の名バンド達による貫禄の新作群を探求!
続々登場する新鋭バンドに負けじとハイクオリティな作品を発表している、70年代に活躍したベテラン・バンド/アーティストたちの作品に注目してまいります☆
「ザ・ベスト・オブ・イタリアン・ロック VOL.5,6」セミラミス、ラッコマンダータ・リチェヴータ・リトルノ、デリリウム来日公演@クラブチッタ川崎ライヴレポート(8/12・13)
8月12日と13日にクラブチッタ川崎で行われた、「ザ・ベスト・オブ・イタリアン・ロック VOL.5,6」を観てきました!今回出演したのは、セミラミス、ラッコマンダータ・リチェヴータ・リトルノ、デリリウムの3バンド!
「ザ・ベスト・オブ・イタリアン・ロック VOL.5,6」直前☆出演する3バンドを大特集!
8月12日と13日にクラブチッタ川崎で開催される、「ザ・ベスト・オブ・イタリアン・ロック VOL.5,6」に出演する、SEMIRAMIS、DELIRIUM、RACCOMANDATA RICEVUTA DI RITORNOの3バンドを特集!
SEMIRAMIS『DEDICATO A FRAZZ』【イタリアン・プログレ】 - ユーロロック周遊日記
毎回ユーロロックの名盤をピックアップしてご紹介する「ユーロロック周遊日記」。本日は、イタリアのプログレ・グループSEMIRAMISによる73年リリースの唯一作『DEDICATO A FRAZZ』をピックアップ☆
伊ロック屈指の人気作『フラッツに捧ぐ』で知られる彼らが、半世紀越しに2ndをリリース!1st譲りの緊張感漲るヘヴィ・シンフォと地中海を感じる伸びやかでメロディアスな音楽性がミックスされた「これぞイタリアン・ロック」と言うべき堪らないサウンド!
イタリア人のエネルギーってのは凄まじい!それが硬質でヘヴィなベクトルへ振れると、もう緊張感という点ではクリムゾンに比肩しちゃってますね!
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劇的な展開と超絶速弾き…目が回ります(3 拍手)
Waku Luckyさん レビューをすべて見る
全7曲で収録時間36分と短いんですが、実際聞いているともっと短く感じてしまいました…
本格的なクラシック、イタリア語ヴォーカルが朗々と歌い上げるフォーク調から突然、高速マイナー調ハード・ロックへ…劇的な場面転換が連続し、相当かっ詰まった印象を受けます。
ハード・ロックな場面では、エレキ・ギターがねじけたフレーズをものすごい速さで弾くので、聞いてて目が(?)回りそうです。さらにベースも負けじとメロディアスな高速フレーズで攻め立てます。
私は典型的なイタリアン・ロックだと思うのですが、このあたりはもしかしたら初期Iron Maidenが好きな人などにもアピールするかもしれません。
ちょっとやりすぎだとは思うんですが、このやりすぎなところがまた個性的でカッコいいです。
才能はじける70sイタリアの至宝(2 拍手)
waterbearerさん レビューをすべて見る
トライデントの4番。イタリアンプログレ屈指のレア盤で、今もオリジナルLPの相場は10万円前後。状態が良ければ20万円クラス。1973年唯一のアルバムで、よく話題になるのはギタリストのMichele Zarrillo君(15)。テクニカルでありながら丁寧で落ち着いたプレイは年齢を疑ってしまう。しかも全曲作曲担当というのは驚異的である。
特徴は彼のプレイにとどまらない。冷たいストリングスアンサンブルを基調としたKey、効果的な響きを与えるビブラフォン、情熱的なVo、そしてインパクト大のジャケット(見開きの中も強烈)、すべてが相乗効果をもたらしている。
でもやはり見事な作曲能力が際立つ。エマーソンっぽいピアノがあったり、畳みかけるユニゾン、アコギの響きはクラシックのような響きを与えてくれる。
90年代にブートLP再発、そしてVinyl Magicで正規CD化があってようやく一般にも入手が可能となった。こういうバンドがイタリアにはゴロゴロしていたんだろうなと思うとロマンを感じる一枚。
よく知られた名作(1 拍手)
じゃ、見ろクワイ(笑)さん レビューをすべて見る
ヘヴィかつダークなシンフォ・ロックでかなりさまにはなっていますが、ヘヴィと名が付くと自分はどうしても英国のBLACK SABBATHやDEEP PURPLEと比べてしまい、なんとも微笑ましくなってしまう。まったく別ものなのでしょうが。