ECLEC2150(ESOTERIC) 【2009年発売CD】
デジタル・リマスター。
元ヤード・バーズのキース・レルフが結成したこのハード・ロック・グループをご存知?冒頭「Buzzard」のイントロの疾走感と切れ味は英ハード屈指と言っても過言ではなし。
Keith Relf、元STEAMHAMMERのギタリストMartin Pugh、元CAPTAIN BEYONDのBobby Caldwellが中心となって結成されたグループ。75年の唯一作。疾走感溢れるエネルギッシュなハード・ロックが魅力で、エッジの立った鋭角なリフを切り刻むギターと前のめりに暴走するドラムが印象的。英ハードの名作。
KING CRIMSON/IN THE WAKE OF POSEIDON
衝撃のデビュー作「クリムゾン・キングの宮殿」の構成を踏襲した70年2nd、前作に匹敵する重厚さドラマ性に加えジャズ系ミュージシャンを起用し新機軸も打ち出した一枚
650円(税込715円)
KING CRIMSON/LARKS' TONGUES IN ASPIC
フリップ以外のメンバーを一新して制作された73年作5th、圧倒的な緊張感とダイナミズムが支配する大傑作!
890円(税込979円)
「音楽歳時記」 第六十四回 5月 そうだ、ハード・ロックを聴こう。 文・深民淳
音楽ライター/ディレクター深民淳によるコラム「音楽歳時記」。季節の移り変わりに合わせて作品をセレクト。毎月更新です。
スタッフ増田の「このリフを聴け!」第一回:ARMAGEDDON「Buzzard」
スタッフ増田が心動かされたギター・リフをひたすら紹介していくコラム「このリフを聴け!」。第1回は英国のハード・ロック・バンド、ARMAGEDDONの「Buzzard」のリフです。
音楽ライター後藤秀樹氏による連載コラム「COLUMN THE REFLECTION」。第15回は、キース・レルフにフォーカスしたコラムの後篇をお届けします!
本日3月22日は、ブリティッシュ・ロックの立役者とも言うべきミュージシャン、キース・レルフの誕生日。その短くも偉大なる足跡を辿ってまいります。
海外音楽サイトMOST-DEFがお薦めするハード・ロック名作25選
海外音楽サイトお薦めのハード・ロック作品をご紹介いいたします。
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コールドウェルとマーティン・パフ渾身の一撃(6 拍手)
たすけさん レビューをすべて見る
凄腕凄い足のドラマー、ボビー・コールドウェルが参加しているから、というわけでもなく、キャプテン・ビヨンドがクロスオーバーに接近したような硬い音です。実際には、スティームハンマーのメンバーだったマーティン・パフとルイス・センナモが積年のフラストレーションと生活苦を解消するべく、ヘビーな音に挑んだ、という成り立ちです。75年頃の音とすれば若干古臭く、キース・レルフの組曲趣味が出てくるところは、マーケティング不足がありあり。もっとも、わたしのような英国ヘビー好きユーザーは、時代の真ん中の音に少しも惹かれないので、そんなことはどうでもよいのです。
やっぱりコールドウェルの技巧と激しさが最大の聞きものになってしまうでしょう。また、パフは、ロッド・スチュワートの初期アルバムで味のあるスライドを弾いていた人とはとても思えません。典型的なリフ主体のハードな曲、アコースティックな曲ともに大活躍します。ところどころ電化したチェロのような音が聞こえますが、センナモがベースを弓で弾いている模様です。
この作品、あまりにも音が詰まっているせいで、聴いていて息苦しくなってきます。ハイ・タイドを思わずイメージしてしまいます。彼らがカーペンターズのA&Mと契約できたことは、何かの間違いでないのかと思います。わたしにとって歓迎すべき間違いですが…。