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RAW SIENNA

SAVOY BROWN

8440162(DERAM) 【91年発売CD】

評価:40 1件のレビュー

英ブルース・ロックの名バンド、70年作

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曲目リスト

アーティスト名と曲名を元に、CDデータベースから曲目を自動取得しています。ボーナス・トラックなどが反映されず、実際のCDとは曲目が異なる場合がございます。ご了承ください。

1. A Hard Way To Go
2. That Same Feelin'
3. Master Hare
4. Needle And Spoon
5. A Little More Wine
6. I'm Crying
7. Stay While The Night Is Young
8. Is That So
9. When I Was A Young Boy

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  • 盤質: | 無傷〜傷少なめ | 傷あり | 傷多め

    状態: | 良好 | | 不良 |

    レーベル面に曇りあり、色褪せあり、ケースツメ跡あり

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レビュー一覧

評価:4 もはや誰も語らないサボイ・ブラウン(1 拍手)

たすけさん レビューをすべて見る

シエナとは、ポンペイを灰の街に変えた火山であるとともに、シエナ特産の土(顔料や絵具として使われました。)のことも指します。ロー・シエンナとかバーント・シエンナって美術をやる人ならご存知のはずです。本来は渋みを出す色ですが、サボイ・ブラウンのアルバムで最もきらびやかな印象のあるのが70年のこの作です。

ブラスや弦楽も使い、サウンドも大変ドラマチック。ハードロック的な曲もあれば、ラテンの雰囲気のある曲もあります。キム・シモンズのギターは、ピーター・グリーン、スタン・ウェッブと比べてもハードロックの色彩が濃いと感じています。その分ロックのユーザーにとって分かりやすいギターです。70年はブリティッシュ・ブルーズにとっても曲がり角の年で、チキン・シャックも「アクセプト・チキン・シャック」で、アートロック的な転換をしていました。

マックにしてもシャックにしてもそうなのですけれど、少年と言っていいような若者たちが一所懸命シカゴ・ブルーズのコピーをやっていた時代って不思議です。これがまた英国で潮流になっていたのも不思議。ひとえにマイク・バーノンが耳のよい仕掛人だったことが底流にあったのでしょう。これは当時の流行歌に対する「アンチ」なんですよね。甘々ポップス、他人作曲、歌手は歌うだけという世情に対する。ピンク・フロイドもブラック・サバスもブルーズ・バンドと呼んだほうが近い時代です。

わたしの経験では、ここらへんの音を押さえるとぐっと英国ロックがわかった気がしてきます。聴いていて疲れる音ではありませんし。仕事のバックに流していてもけっこうオシャレです。

ナイスレビューですね!