ドイツらしい神秘性とナチュラルに澄み切った世界観で聴かせるクラシカル・シンフォニック・ロックバンドの82年デビュー作。ピアノを中心にしたアコースティックな雰囲気と、CAMELに負けず劣らずな叙情的なギター、ピンポイントで楽曲に彩りを添えるサックスが印象的な好作ですが、最も特筆すべきはAnnie Haslam系の女性ソプラノボーカルMarion Weldertの存在であり、そのアコースティックなバンド・アンサンブルも相まって、RENAISSANCEが引き合いに出されるのは必至。非常にクオリティーの高いジャーマン・シンフォニックロックの名盤です。
GROBSCHNITT/JUMBO(GERMAN VERSION)
イエス系統のサウンドとシアトリカル要素を併せ持ったジャーマン・プログレ・グループ、コニー・プランク・ワークの75年代表作、ドイツ語バージョン
1,190円(税込1,309円)
PUBLIC FOOT THE ROMAN/PUBLIC FOOT THE ROMAN
メロディアスなツイン・リード・ギターと爽快なコーラス・ワークが炸裂する英プログレ、73年唯一作!
2,590円(税込2,849円)
ジャーマン・シンフォニック・ロック特集 - プロテスタントの敬虔主義が息づくドイツならではのシンフォニック・ロック -
プロテスタントの敬虔主義をベースにして生まれた職人的ストイシズムと人間の感情にフォーカスしたロマン主義が息づくドイツで生まれた、器楽的に繊細でいてファンタスティックなリリシズムに溢れたジャーマン・シンフォニック・ロックを特集!
レビューは登録ユーザーのみ記入できます。
懐かしいな、コレ!未聴のヒト「安らぎ」求めるなら是非!(4 拍手)
らじおすたーの喜劇さん レビューをすべて見る
ノッコのレベッカじゃない、ゲルマンの森からひっそりとデヴューしたユーロの金字塔(と、今頃思い返しとります)。
仏の OPALE と同じ頃、LPも国内に入ってきたような気がするんですが。
ただ本作は、数年後には Musea でCD化されて、どこでも買えるようになっちゃったんですね。
私も25年くらい前にはCDで買い直しておりました。
ただ例のごとく「女性voは要らん!病」が発症し、数年後には処分してしまいました。
ずっと廃盤状態だったようですが、このたび久々に登場?
なんで処分しちゃったのか?あらためて聴きかえして???となってます。
確かにテクニック等はたいしたことはない。
それでも GRYPHON とRENAISSANCEの間を埋めるような、なんともいえない音空間・・・。
学生時代に気になってた女の子に当時と変わらない笑顔で「元気だった?」と言われたような、戸惑いを感じてます(笑)。