74321980752(BMG) 【2003年発売CD】
紙ジャケット仕様、デジタル・リマスター。
ファンタジックでフォーキーな牧歌調からへヴィ・シンフォニックなサウンド、ブルース・フィーリングやジャジーなアンサンブルまで多彩な曲想を、イタリアらしい哀愁のボーカルと珠玉のメロディで紡ぐ伊プログレ好盤!
キーボーディストFederico Troianiを中心に結成され、カンタトゥーレAdriano Monteduroとのジョイントでも知られるイタリアの叙情派シンフォニック・ロックグループの72年作。その内容は、ファンタジックでフォーキーな雰囲気からへヴィ・シンフォニックなサウンド、ブルース・フィーリングやジャジーなアンサンブルまで幅広く聴かせるものですが、共通しているのは哀愁のボーカルが紡ぐメロディーと全体を覆う繊細な肌触り。特にそのメロディーは胸を打つ旋律を量産するイタリアン・ロックシーンの中でも高水準なものであり、バンドのカラーを決定付けていると言えるでしょう。郷愁を誘うメロトロンも導入され、楽曲を緩やかに、シンフォニックに盛り上げます。
I DIK DIK/SUITE PER UNA DONNA ASSOLUTAMENTE RELATIVA
イタリアン・シンフォ、叙情的かつファンタスティックなアンサンブルが絶品な72年作!
1,290円(税込1,419円)
72年2nd、爆発的にエネルギッシュ!イタリアン・ロック必殺の傑作!
イタリアン・シンフォ、叙情的かつファンタスティックなアンサンブルが絶品な72年作!
【ユーロロック周遊日記】REALE ACCADEMIA DI MUSICA 『Lame Di Luce』(イタリア/2022)
名盤からディープな作品、そして注目の新鋭まで、ユーロ諸国で誕生した様々なプログレ/ロック名作を掘り下げていく「ユーロ・ロック周遊日記」。今回は、70年代に残した2枚の名盤で知られるイタリアン・プログレ・グループの22年作に注目します!
ファンタジックでフォーキーな牧歌調からへヴィ・シンフォニックなサウンド、ブルース・フィーリングやジャジーなアンサンブルまで多彩な曲想を、イタリアらしい哀愁のボーカルと珠玉のメロディで紡ぐ伊プログレ好盤!
イタリアン・ロック史上の傑作として名高い72年1stで知られるバンドの22年作!モダンなメロディアス・ロックを軸としながらも、持ち味のたおやかで幻想的な演奏は往年を彷彿させる素晴らしさ!
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★3.6(0 拍手)
アカズノマさん レビューをすべて見る
ジャケットからは不可思議なファンタジー要素を想像したのだけれど、そういうのではなく、ピアノをメインとした鍵盤が目立つ、少し気だるく優しいボーカル(もしかしたら二人か)をフューチャーしたシンフォニック且つ、わりとフォーキー(田園風景が目に浮かぶ)な音。
そこにたまに顔を出すサイケっぽい風味からの〆はハードロック!と、色々やってるけど基本は全てに湿っぽさがまとわり付いるという...この根暗さが良いです。何か明るくなれない理由があるんですかね(笑)
個人的にはイタリア臭というよりはANGEに通ずるようなフランス臭を感じます。
全体的に鍵盤のリード楽器並の活躍ぶりがカッコいいですし、歌、演奏全てに叙情的で物悲しい「陰」の空気に満ちた作品。