ECLEC2006(ESOTERIC) 【2007年発売CD】
デジタル・リマスター、ボーナス・トラック7曲。
英ロックならではの重厚さとアフロ的グルーブとの併せ技!?
ブリティッシュ・ロック・グループの72年2nd。後にPROCOL HARUMで活躍するキーボーディストPete Solleyが在籍していたことでも知られるバンドですが、本作はRoger Deanの描くジャケットで広く知られてきた1枚です。前作でのラテン・ファンクな音像はそのままに、よりバラエティーに富んだ引き出しの多い作品となっており、プログレッシヴ・ロック的な聴き所がグッと増えたところが特徴。また、楽曲のキャッチーさも前作からさらに磨きがかかり、勢いのあるバンドアンサンブルに乗ってダイナミックに進行していく様は文句なしに素晴らしいものです。ブリティッシュ・ロック然とした重厚な雰囲気とアフロ的なグルーブ感の併せ技が素晴らしい、隠れた名作と言えるでしょう。
英国オルガン・ロックを代表するグループがVERTIGOレーベルより70年と71年にリリースした1st&2ndをカップリング
1,090円(税込1,199円)
「情熱のラテン・ロック」〜『カケレコのロック探求日誌』一週間一気読み!〜
暑い夏だからこそ聴きたい、ラテン・ロックを特集いたしました!
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前のめりのリズムにウェットなボーカル(2 拍手)
たすけさん レビューをすべて見る
前のめりのリズムに特徴があるパラディンのセカンドです。ラテンのりのリズムを除くと、ユーライア・ヒープ型のオルガン・ハードの流れに属するのかな、と思っています。冒頭の1. Give Me Your Handから疾走しまくるので、抵抗なく一気に聴けてしまいます。やはりこのグループの特長は、細かいパーカッションやギターのカッティングなど、単純な16ビートに終わらないところではないでしょうか。一方で、4. Anywayでは、見事なコーラスを聴かせます。この曲のバックでは壮大なストリングズが鳴っていてとてもドラマチックなバラードです。
英国アングラ・ハードロック界の多様性を知らしめる作品だと思います。
引出しの多い職人集団だったようですね。(2 拍手)
さん レビューをすべて見る
のちに、スナッフ、プロコル・ハルム、ホワイトスネイクのメンバーになる、ピート・ソリー(オルガン・ヴァイオリン・グランドピアノ)が在籍したバンド。
バンド全体の雰囲気も程良く、ヴォーカルの感じもハード過ぎず聴きやすいです。
ジャケの印象とは違いキャッチーな曲あり、ファンキーなオルガンインストありのバリエーション豊かな1枚です。
そして、ボートラが最高!こっちの方が面白かったですね。