LA MASCHERA DI CERA/LA MASCHERA DI CERA
元FINISTERREのFabio Zuffantiによるグループ、BANCOやMUSEOなど往年の作品を彷彿とさせる名作1st、02年リリース
2,690円(税込2,959円)
盤質: | 無傷〜傷少なめ | 傷あり | 傷多め
状態: | 良好 | 並 | 不良 |
元SLAPP HAPPY〜HENRY COW、ソロでは持ち前の職人的ポップセンスで優れたアルバムを送り出す奇才ミュージシャンによる17年作。バンド・メンバーには盟友たちが集結しており、Chris Cutl
レビューは登録ユーザーのみ記入できます。
耽美とウイットの世界(3 拍手)
たすけさん レビューをすべて見る
ブレグバドとアンディ・パートリッジの接点は、同じレーベルという以外あったのでしょうか。1曲を除きパートリッジの音づくりです。各楽器の隙間を大きくとり、胡椒のようにはっきりくっきりさせた音が彼の特徴と思っています。ブレグバドの若干眠そうな声と調和して、80年代を感じさせる音楽になっています。彼が歌わず、つぶやくだけ、というアバンギャルドな曲もあります。笑わせるのが「カレン」。フィリピンの女の子と仲良くなり、体の相性も抜群で耽美生活にふけっていたら、病気をうつされたという曲です。
残る1曲の「ハウ・ビューティフル・ユー・アー」が、デイブ・ステュアートの制作です。これが見事にステュアート・ガスキンの音世界になっています。バック・コーラスまでガスキンが務めていて、ゴージャスな仕上がり。この時期のスチュアート氏は神がかっていたですね。この曲を聴くためだけに所持していてもよいと思います。
スラップ・ハッピーもカンタベリーもXTCも知らなくて、十分楽しめるのがブレグバドのよいところ。ただし聴いているうち、わたしはXTCを猛烈に欲してしまうのでした。2022.06.24